コムドット！！！！！！

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_yuta




家に帰り着いてキッチンのカウンターの上。
置き手紙とほんのり温かいおにぎり2個。

おつかれー
お腹すいてたら食べなね
空いてなかったらそのまま置いといて
明日の私の朝ごはんになります
おさきにおやすみー

と右上がりになってる文字。
ありがたくいただきます。

おにぎりを完食し、シャワーを浴びる。

Aが先に寝てる寝室に入る。


『おつかれぇ』


少しかすれた声が聞こえた。


ゆた「ごめん起こしたな」


謝りながら布団に入る。


『んー、まだ完全に寝てなかった、何時？』

ゆた「7時前」

『まだ寝れるね、はよ寝よ』

ゆた「今日さ、」

『んー？』

ゆた「タカハシさんと何話してたの？」

『いつー？』

ゆた「冷蔵庫の前で」

『見てたのえっち』

ゆた「あんま男のコラボ相手と2人で話してる事ないやん、珍しいって思って。」

『とくになーんも。撮影ありがとうございましたーって。』

ゆた「そっか。」

『あ、でもLINE聞かれたな』

ゆた「教えたの？」

『うん、さすがに直接聞かれると断りにくいよね。』

ゆた「平フラ以外のYouTuberの連絡先じゃん」

『ほんとだよ。でもゆうたがいろんな子にLINE教えてる気持ちわかったわ。直接聞かれたら断れないね。』

ゆた「俺のLINE安いみたいな言い方すんなよ。んで俺から教えてるわけじゃねえからな。」

『なんでまともに返信しないくせに教えてるんだろって思ってたんだけどね。』

ゆた「誘われたらどうすんの？」

『なにを？』

ゆた「タカハシさんに、ご飯とか？」

『300万人目指してるんで〜って、コムドットのお得意の手段があるじゃん。』

ゆた「300万人達成したら？」

『えー？わかんないけどー、2人でご飯は緊張して無理だわぁ。』

ゆた「それはなんの緊張？」

『人見知り？てか誘われてないし。誘われてから考えるわ。』

ゆた「それもそうだ。」


なんだかんだ喋ってるうちに、Aからの返事が曖昧になってきて、眠いんだなってニヤニヤしてるキモ俺。


何喋ってた、とか聞いて小さい男だよほんとに。

でも気になるんだよ。
中学でAに恋して、伝えられないまま大人になって、自然に気持ちも薄れて忘れてたのに。

今になって中学生のガキよりモヤモヤする恋してるって。

シロテキで【還暦 恋をする】やな。





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