I want to protect you…3

2人きりの夜 4 ページ10

隆「なんでこんなことになってんの…」



隆弘が寝癖だらけの頭をガシガシかく。



主「ほら…私たち…かなり酔ってたし…」



隆「…そう言えば、直也くんたちに…」



主「私は実彩子に飲まされた…」



隆「…やられた。」



主「え…？」



隆「また宇野ちゃんたちに嵌められたんだよ。」




あー……


なるほどね。



隆「なんかショック…」



主「なにが？」



隆「ある意味初夜だったのに…酔った勢いでとか……」



主「…ﾌﾟｯ、そんなこと気にしてるの？」




急にほっぺを膨らませていじけ出すから何かと思ったら、そんなこと？ 笑




隆「笑い事じゃねぇだろ！」



主「別にいいじゃない。」



隆「んだよっ。Aはどうでもいいのかよ。」




そう言って余計怒ってそっぽを向いてしまった。



もぉー、仕方ないなぁ……



隆弘に後ろから抱きついて、隆弘の胸の前で腕を交差する。



主「そんな意味で言ったんじゃないから、怒んないで？」

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