I want to protect you…3

妊娠発覚 3 ページ27

先「ん〜…女の子みたいね。」



隆「本当ですか？」



先「ええ。」




先生の言葉に、私の隣で大喜びする隆弘。




先「男の子は嫌だった？」



隆「まぁ…元気に産まれてくれればどっちでも構わないんですけど、Aを取られるのはちょっと……」




なんて、先生の質問に真剣に答えてる。




先「ｸｽｸｽ。西島さんは、奥さんがお好きなんですね？」



隆「そりゃあ、もう！」



「ちょっと隆弘！黙ってて。」




先生の前で何を言ってるの、この男は。




先「いいじゃない！赤ちゃんは、こんな仲のいい親の間に生まれてくるんだから、きっと素直な子に育つわね？」



「そうだといいんですけど。」



隆「Aの子なんだから、大丈夫だよ。」



「もぉｯ…」



先「ｸｽｸｽ」





診察が終わって家に戻ってくると、貰ったエコー写真を日記に貼り付けた。




隆「まだまだちっさいな？」



写真を見た隆弘がそう言った。



「そうね。けど、少しずつ、ちゃんと成長してる。」



隆「うん。」



「ふふ。早く会いたいなー」



隆「すぐに会えるよ。」



「うん。」




隆弘に後ろから抱きしめられながら、お腹の中の赤ちゃんに話しかけては2人で笑いあった。

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