I want to protect you…3

誓う永遠 4 ページ15

隆「帰国したら、すぐに婚姻届を出しに行こう。」



主「そんなに急がなくても…。ご両親にも挨拶しなくちゃ。」



隆「何度も会ったことあるだろ？話せばすぐにOK貰えるよ。」



隆弘のことだから本当に真っ先に役所に行っちゃいそう。



主「だけど順序ってものがあるでしょ？そんなに焦らなくても、私は消えたりしないのに。」



隆「俺は早く…お前を俺だけのものにしたいんだよ…」



主「…私はとっくに、隆弘だけのものだと思うけど？」



隆「…わかったよ。じゃあ…1週間後に行こう。その後すぐに公表して… 主「わかったから！」



隆「……」



主「今日はその話は終わり！まだプロポーズの余韻に浸りたいんだから。」



隆「あー、はいはい。」




隆弘は呆れたように言ったけど、その目はすごく優しかった。



主「どうしたの？」



隆弘が後ろから私を抱きしめたから、笑いながら聞いた。



隆「寒いから。」



主「ふふっ。ハワイなのに？」



隆「うるせえ。」



主「ふふふ…っ…！」




これ以上笑うなとでも言うように、隆弘が私の唇を塞いだ。



主「ｯ…」



チュッとリップ音を立てて離れた唇を、目で追ってしまう。



隆「ｸｽｯ…足りなかった？」



主「…全然。」



不思議と、そんな言葉が口をついて出ていた。



隆「…！ﾌｯ…上等じゃん…」



そう言って、もう一度隆弘は唇を塞いだ。



今度は、さっきよりも深く、長くーー。

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