I want to protect you…3

誓う永遠 3 ページ14

ﾊﾟｧｰﾝ！！



主「ｷｬｯ！」



周りにいたメンバーやスタッフさんたちがクラッカーを鳴らしたり、シャンパンを振って開けたりしていた。



全「おめでとー！！！」



主「え…なんで…」



隆「みんな知ってたんだ、俺が今日プロポーズするって。」



主「いつから、考えてたの？」



隆「プロポーズは大分前から。宇野ちゃんに相談したら、ハワイですればいいって言ったから。」




初夜のことは予想外だったけど、そう言って笑う隆弘を見て、夢なんじゃないかと思った。




だって絶対振られると思ったから。




主「紛らわしい言い方しないでよ。振られると思って、本当に泣きそうだったんだからｯ…」



隆「ごめん、ちょっとからかいたくなって。」



主「ﾊﾞｶｯ………」



隆「言いたいことはそれだけ？」



いつものSな微笑みで私の顔をのぞきこんでくる。



私が言いたいことをわかってて聞いてくるんだから、ほんと意地悪。



主「…大好きｯ……」



隆「ｸｽｯ…左手かして？」



ゆっくりと手を差し出すと、隆弘はその手を握り、薬指に指輪をはめた。



主「ｯ…」



赤い顔を見られたくなくて広い胸に抱きつく。




そうすれば、君も抱きしめ返してくれる。



隆「大好きどころか、俺は愛してる。」



主「私も愛してる…」




そのまま2人だけの世界に浸ってたら、周りから冷やかしの声。




隆「うっせ、邪魔すんな。」



そう言って隆弘が私を連れ出す。

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