秘書の面接 5 西島side ページ14
隆「…そうですか。では、帰っていただいてよろしいですよ。」
「…失礼します。」
彼女が出ていくと、静かになる室内。
その静寂を破るように、日高が口を開いた。
日「お前が面接者に質問するなんて珍しいな?いつもは興味なさげなのに。」
隆「ちょっと気になってな。」
日「お前が?」
あからさまに信じられない、という顔で俺を見るこいつ。
まあ、幼なじみだし俺のほとんど全部を知っていると言っても過言ではないこいつに、気になるなんて言ったこと、一度もないからな。
隆「面接は終わりにします。合格者は、一之瀬Aさんです。以上。」
そう言い残して、面接室を出る。
外にはまだたくさんの面接者が残っているが…あとは日高に任せよう。
合格通知は2週間後だけど、話し合う必要もなくなったし、3日後に早めるか。
そんなことを考えた時点で、ピタリと社長室に向かう足を止めた。
隆「…なんか、楽しんでる…?」
思いのほか、彼女が俺の秘書として来るのを楽しみにしてる自分がいる。
こんなにも、3日間を長いと感じたことはない。
何かを待ち遠しく思ったこともない。
どうしたんだ…俺…
373人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琴羽(プロフ) - たかうの大好きっ子さん» 初めまして。コメントありがとうございます!自信持ちます!!(笑)これからも更新頑張ります♪ (2016年1月11日 18時) (レス) id: 0bc43dfb0d (このIDを非表示/違反報告)
たかうの大好きっ子 - 初めまして(^∇^)すごい面白いから自信持って( ´ ▽ ` )ノこうしん楽しみにしてる!!!これからも応援してるよ(≧∇≦)これからも仲良くやって下さい、よろしくお願いします。(>~<) (2016年1月11日 11時) (レス) id: af4365cdbc (このIDを非表示/違反報告)
琴羽(プロフ) - りょんさん» 初めまして。ありがとうございます!これからもまめに更新できるように頑張ります★ (2016年1月10日 16時) (レス) id: 0bc43dfb0d (このIDを非表示/違反報告)
りょん(プロフ) - 初めまして。とても面白くて先が気になるばかりで、まめに更新していただけるので嬉しいです。これからも応援してます。頑張ってね☆ (2016年1月10日 16時) (レス) id: ddd4f969a0 (このIDを非表示/違反報告)
琴羽(プロフ) - すーたんさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけると、嬉しいです!頑張ります★ (2016年1月8日 0時) (レス) id: 0bc43dfb0d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:琴羽 | 作成日時:2016年1月3日 19時