Episode 2 ページ16
*****
＿＿＿一週間後
若林｢…あ、Aさん！｣
｢おはよー、若林くん。｣
若林｢おはよ。
ていうか、まだ校門なおさないんだね。｣
その言葉に、私は無残な姿の校門を見つめた。
｢のぶおが壊しちゃったからね……、｣
一週間前、遅刻したのぶおがキレて、ショベルカーで校門をめちゃくちゃにしたのだ。
川崎｢Aおはよー。｣
｢おはよー。｣
川崎｢若林も。｣
若林｢お、おはよ。｣
若林くんがそう返すと、結衣はまさの所に行った。
東条｢お前昨日、窓開けて寝てただろ。｣
川崎｢え、なんで？｣
東条｢15秒おきに、目覚ましの音がすっげえ聞こえてくんだよ。｣
そんな会話を聞きながら、宿題を教卓に提出する。
まさと結衣は幼馴染で、昔から同じマンションに住んでる。
私は小学生の時に転校してきてから、よく3人で遊ぶようになった。
明智｢てか聞こえてきたってことはさ、東条の部屋の窓も開いてたんじゃないの？｣
東条｢マンションで部屋が隣ってやだな。｣
川崎｢ねー。
あ、Aと明智は？｣
｢…え？｣
川崎｢ふたりって、北海道に住んでたんでしょ？
確か、マンションで部屋が隣同士だったって。｣
まさかこのタイミングで聞かれると思っていなかった私は、困ってしゅうを見た。
牛久保｢え、まじ？初耳なんだけど。｣
明智｢…言ってなかったっけ？｣
しゅうがぱっといつも通りに笑って、そう言う。
東条｢………、｣
駒井｢なに、お前らも幼馴染なの？｣
川崎｢知らなかったの？｣
駒井｢いや、中学が同じってのは知ってたけどさ。｣
明智｢………。｣
｢…ちっちゃい頃のことだから、あんまり覚えてないや。
明智くんも、そうでしょ？｣
私はそう言って、ははっと笑った。
牛久保｢なんだよー。あ、そういえばさー……｣
牛久保くんたちがまたガヤガヤ騒ぎ出すと、私はそっと教室を出て、屋上に向かった。
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. - ページ41、「若林｢あ〜、"る" って言うなよ若林ー。｣←これ、東条が言ったセリフですよ??若林が若林に言ってるってなってますけど‥。 (2021年3月24日 13時) (
レス) id: 8938ef0b4a (このIDを非表示/違反報告)
琴羽(プロフ) - ninakoさん» ありがとうございます泣 そんなに褒めてもらえて感動です！ (2019年6月18日 0時) (レス) id: aa9346f6a5 (このIDを非表示/違反報告)
ninako(プロフ) - どうしよう、どきどきして切ない。切ない！すきです。 (2019年6月17日 19時) (レス) id: 4d463ce0f8 (このIDを非表示/違反報告)
琴羽(プロフ) - 鶴さん» ありがとうございます！ 頑張ります笑 (2019年6月17日 6時) (レス) id: aa9346f6a5 (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - 続き、すごく楽しみにしています！ (2019年6月16日 21時) (レス) id: c081e3d2cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琴羽
| 作成日時：2019年6月9日 22時
