悪戯 ページ20
***
直｢とりあえず、初日お疲れ様。｣
直也と千晃さんの向かいに私と西島さんが並ぶ高級焼肉店の個室の中で、なんとも微妙な雰囲気の食事が始まった。
千｢私ね、ずっと華零ちゃんとお仕事したかったんだ。｣
｢ありがとうございます。｣
千｢先輩、後輩って言っても同い年なんだし、敬語なんて使わなくていいよ？｣
本心かどうか分からないその言葉に、私はただ笑って返した。
直｢ふたりは高校の同級生って聞いたけど、昔の華零ちゃんって、どんな子だったの？｣
意味ありげな視線を私に送りながら、直也は西島さんにそう聞いた。
隆｢Aは……、｣
困ったようにそう呟いて私を見る。
好印象なんて無いだろうから、困るのも無理ない。
｢私たち３年間クラスが違ったんです。
だから、そんなに親しくなかったですよ？｣
隆｢……………、｣
直｢ふーん……。｣
何を勘づいたのか、意地の悪い笑みを浮かべた直也が頬杖をつきながら私を見た。
｢…ｯ………─────────────、｣
テーブルの下で、直也のつま先が私の膝に触れた。
直｢残念だな。｣
千｢やけに華零ちゃんに興味があるのね？｣
直｢可愛い子はみんな好きだから。｣
なんとも直也らしい言葉に、千晃さんの口端が引き攣る。
本人は至って普通の笑顔を浮かべてるつもりだろうけど、私への嫌悪感がむき出しだ。
｢………………、｣
こんな時でもスカートを器用にまくって内腿に這う直也の足を思い切りつねると、ﾋﾞｸｯとその足が跳ねた。
直｢……ちょっとトイレ。｣
そう言って直也が席を外すと、少しして千晃さんも部屋を出ていった。
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琴羽(プロフ) - ふみさん» はい！早く書けるように頑張ります！ (2018年8月15日 20時) (
レス) id: aa9346f6a5 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 続編楽しみです！ (2018年8月15日 19時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
琴羽(プロフ) - 由希さん» 課題頑張ります笑 できるだけ早く続編書けるといいんですが…… (2018年8月15日 19時) (レス) id: aa9346f6a5 (このIDを非表示/違反報告)
由希(プロフ) - 続編楽しみにしてます。課題頑張ってください! (2018年8月15日 18時) (レス) id: ec5f86864e (このIDを非表示/違反報告)
琴羽(プロフ) - ゆなさん» いえいえ！大丈夫です笑 楽しんでいただけてるみたいで良かったです。更新頑張ります！ (2018年8月9日 18時) (レス) id: aa9346f6a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琴羽
| 作成日時：2018年7月15日 10時
