自動販売機、のような

大丈夫かな？ ページ6

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今日は朝から体調があんまり良くない。



熱あるのかな？って思って、

測ってみても、いたって平熱。



体はだるくて、お腹のあたりがもやもや。



でも今日は収録あるし、熱もないから、

普通に仕事行くことにした。



マネージャーの車に乗ると、お腹のもやもやが

きちんとした「気持ち悪い」になった。



やばい。



車酔いじゃないってわかるくらい、気持ち悪い。



「ちょっと窓開けていいかな？」



「あ、はい。

バレないようにしてくださったら大丈夫です。」



「うん。」



帽子を深くかぶって、窓を開ける。



ちょっとはマシになるかと思ったけど、

全然治らない。



気がつくとスタジオについた。



エレベーターに乗ることさえ躊躇うくらい吐き気がする。



楽屋に着くと、小山とまっすーはもう来てて、

挨拶もせずにソファーに倒れ込む。



もう頭の中には「吐きたい」しかない。



そんなとき、手越に肩をポンってされて、

それだけでも喉元までこみ上げる。



なんとか我慢して、挨拶を返す。



手越が不思議そうな顔をして、

小山とまっすーのところに行く。



今の俺にはそれがありがたかった。



それでも、もう我慢できない。



そう思ったとき、誰かに背中を叩かれて、

やばいって思うと同時にトイレに駆け込んだ。

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