自動販売機、のような

ストレス ページ11

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「おはよ。」



結局楽屋に着いたのは俺が最後。



「おはよシゲちゃん。」

「おはよー。」

「おっは。」



3人は元気よーく挨拶をしてくれるけど、

俺のテンションは自分で言うのもなんだけど、低い。



バフっとソファーに座り込む。



小山は俺になんか話しかけたそうにしてたけど、

結局手越のところへ行った。



小山が俺の様子が変って気付いたってこと。



でも、そんな小山の気づかいが俺には辛かった。



1人にされた、俺じゃなくて手越を選んだ。



もう日頃のストレスで頭の中は、

意味のわからない感情で支配されてく。



自分で自分が変だってわかるのは、逆につらい。



どうにかしなくちゃって、焦る。



そうなってくると、

何が何だかわからなくなってきて、



視界がぐらぐらと揺れる。



吐き気と怠さが体を襲って、

立とうと思っても立てなくなる。



「…しげ？」



なんとなくまっすーが近づいているのがわかるけど、

その姿を確認することなく意識を飛ばした。

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