story 62 ページ13
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.
『…俺、Aさんのことが好きだよ。』
その瞬間
心の奥底にしまい込んでいた感情がブワッとこみ上げてきた
「それって…恋愛的な…？」
そう阿部に問う声は自分でも分かるくらいに震えていた
『俺はAさんに恋をしてるんだ。』
ベンチに座った阿部が私の手を握った
『…今更なんだよって感じだよね…
俺が伝えたかっただけだから。』
そのままスッと手が離れていく
.
が、
その手を私から掴む
驚く阿部に向かって口を開いた
「…何で返事、聞かないの…！
私だって好きなのに！」
『…？！』
忘れようとしていた恋
忘れなければいけない恋
忘れたと思っていた恋
でも…
やっぱり私はどれだけ辛い思いをしても
胸が苦しくてなっても
阿部が好きなんだ
.
『…な、泣かないで、Aさん…』
掴んだ方とは反対の手で涙を拭われる
「あのね、阿部にいっぱい伝えたいことがある…！
私、阿部のお陰で自分がやりたいことが見つかった
母親とも少しだけ向き合えたよ
出会ってくれて、ありがとう
迷惑かけてごめん…！」
一度溢れ出た涙は
止まることを知らないかのように
ずっと私の頬と阿部の指を濡らした
.
続く (更新停止中)
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くもり(プロフ) - えみさん» 返信が遅くなり申し訳ありません。season2でも暖かいコメントを寄せてくださりありがとうございます*\(^o^)/* これからもゆっくりではありますが更新していきますので、よろしくお願いします(o^^o) (2020年5月22日 21時) (
レス) id: cc46aa7011 (このIDを非表示/違反報告)
えみ - 作者さんも本当に大変な中、更新してくれて本当にありがとうございます。小さな楽しみと癒しをいただいています^_^これからも無理しないでください！！この作品すごく好きです！！ (2020年5月8日 1時) (レス) id: 168f28a7c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くもり | 作成日時：2020年5月5日 20時
