君に願いを〈 2 〉

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お家へ着き中へ入れば部屋を見渡すとも。






神山「…ただいま」



「ふふっ、おかえりなさい」



神山「このお家の存在も忘れてたんや…」







なんて申し訳なさそうに言うともを優しく抱き締めた。







「思い出してくれてありがとうな」



神山「うん…ずっと1人やった？」



「そうやで」



神山「そっか…広かったやろ？笑」



「…めちゃくちゃな。笑」



神山「ふふっ、俺も病室1人で広かった」



「これからはまた一緒に暮らそう」



神山「うんッ！」



「ふふっ」



神山「…ねぇ、だぁ？」



「ん〜？」



神山「…んふふ〜っ」



「なんやの、笑」








皆さん知らんと思うけど、

ともってな、ものすごぉ〜く甘えたな時

俺のこと''だぁ''って呼ぶんですよ。




知らんかったやろ？

メンバーも知らへん俺だけが知ってる一面なんやで。







''だぁ''と呼ばれたと同時にもう目の前に居るのは''とも''なんやって心の底から嬉しくもなって、俺の気分は最高潮。


デートしたあの日と同じ気持ちやな、なんて。







ともが甘えたいなんて俺にとっては

天国におるようなもんやから、思う存分甘えさせてるんです。

ほんま、可愛ええんやで。








神山「だぁ…好き、」



「ふふっ俺も好きや」



神山「ほんまぁ？」



「おん、ほんまやで〜？」



神山「んふふっ」



「なあ、そろそろ理性あかんよ」



神山「ひひっ、ベッド…行こ？」



「ッ…行く、」









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