21 ページ34
１ヶ月後
結局、わたしの決意は何だったのか…
テヒョンくんが我が家から出て行く事もなく
私が彼を追い出す事もなく
何事もなかったかのように
今日もまた彼はふらっと現れては
私と同じベッドで夜を過ごして行く。
あ、でも
変わった事と言えば…
『あ、Aさん！はいこれ！』
「…なに、これ。」
『首輪〜♪というか虫よけ〜♪』
「…くび、わ？」
いや…思いっきりアクセサリーじゃん。
というか首輪というより
…指輪だよね、これ。
それに…これすっごく高いやつじゃない？
いつのまにかペットから
彼氏に昇格していたテヒョンくん
(というか彼が勝手にそう言ってるだけ)
まぁ…私は私でそんな彼との関係に不満はないし
割とまんざらでもないから
良しとしている。
『Aさんが俺のものってしるし〜♪』
「私は物じゃないんだけど…」
『…俺のかのじょってしるし〜♪』
テヒョンくんにあの日
“それだけ好きってことでしょ？”って言われて
最初こそ
は？何勝手に解釈してくれてんのよ。って
思ってた。
だけど、
お互いが繋がる前も、その後も
“俺もだよ？”
“俺もAさんが好き、大好き”
って何度も何度も言ってくれたテヒョンくん。
それに答えるように、わたしの中の“愛しい”も大きくなっていって
『っええ？！Aさん、そんなに痛かった？！ 』
気付いたら、ぽろぽろと泣いてたみたい。
泣いてる私を前に
いつも通りネクタイで縛られた両腕を見ては
“ごめんね！そんなに強くしたつもりなくて”
と、罪悪感たっぷりに
優しく摩りまくったテヒョンくん。
泣いてるのは私の方なのに
泣きそうな顔して手首を気にしている彼を見てたら
愛しいって気持ちが
すとん、と腹落ちした気がして
「…好き。」
『…へ、』
「好き。テヒョンくんが…好き。」
彼への想いは、自然と口から溢れ落ちていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 726人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おもち(プロフ) - ののみんさん» こちらこそありがとうございます！こんなに素敵な小説を書いてくださって…！はい、待ってますね！ (2018年5月23日 15時) (携帯から) (
レス) id: 3a0d3f61ca (このIDを非表示/違反報告)
ののみん(プロフ) - おもちさん» コメントありがとうございます^ ^そしていつも読んで頂いて有り難いです！ジミンちゃんのおはなしは以前も別の方からリクエスト頂いてますし、必ず書きたいと思ってますので、もう少し待っててくださいね^ ^ (2018年5月23日 0時) (レス) id: ba29038928 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！この作品面白くて大好きです！なので、ジミンちゃんメインの話をもっと入れてください！← お願いします！ (2018年5月21日 5時) (携帯から) (レス) id: 3a0d3f61ca (このIDを非表示/違反報告)
ののみん(プロフ) - 花さん» 花さん→いつもありがとうございます^ ^ お話気に入って頂けて嬉しいです☆ 花さんにリクエスト頂いたのでジミンちゃんをちょっとだけですが、登場させてみました！こんどはジミンちゃんメインでも書けるようがんばりますね笑 これからも宜しくお願いします！ (2018年1月30日 22時) (レス) id: ba29038928 (このIDを非表示/違反報告)
花 - また来てます！ジミンのお話増えてて嬉しいです！お気に入り通り越して神作ですよ。笑 これからも最新頑張ってください！ (2018年1月30日 18時) (レス) id: c291e67c46 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ののみん | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/m3884102734
作成日時：2018年1月28日 22時
