short story I

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「はぁ…あ、テヒョン来て！
こっちでウサギが抱っこ出来るって、」





ウサギなんて選び放題でしょ！




ちっちゃいし、可愛いし、モフモフだし、
なのに…





『いや…いいわ。ウサギはグレーのボクサーだもん…抱っこしなくても分かる、』





いや、それ…グクの事じゃない？；




グレーのボクサーって…




もはやフレームも作ってあげないんだ。笑









『あ、次最後だって…』




「え、もう？どれどれ…次は、
あ、テヒョンの好きなライオンだよ！」







おきまりのポーズを取り始めるテヒョン





さぁ、ライオンだよ？




テヒョンの一番好きな子じゃない？




何にするんだろ？可愛い系？




それとも百獣の王って言うくらいだから
めちゃめちゃセクシーなやつ、とか？





『んー、』





悩んでる悩んでる、笑





「ライオンは何が似合うの？(^^)」




『んーとねぇ…あ、』





閃いた様子のテヒョン







…って、





カチャカチャ…





「え！？テ、テヒョン！何やって…」





何故かいきなりベルトを外し始めたテヒョン





なに？！まさかトイレ？！








「…て、え？」




とりあえず脱がずに
自分の下着をチェックするテヒョン





『ライオンは、黒のGUCCIだな…』




…なるほど




…ライオンはつまり、あれね





…自分って事なのね








それから歩いて出口のゲートをくぐる前





クルッとこちらを向いたテヒョン




今度はわたしを覗き込身始めた





「ちょっと、わたしは別にいいじゃん…」




『いいの、せっかくだし！』




何のせっかくなのよ…




『…あ…やべ、』





「…？なにが？」




『ごめ…ト…トイレッ！』





「えぇ！？そんな急に…て、テヒョン！
あんたどこ抑えて///」





『無理ー！！ちょっといってくるー！』






その後…






スッキリした顔で戻って来たテヒョン
(なぜかは聞かないよ？)





『Aは何も着てない方がいいな〜って考えてたら、反応しちゃってさw』




なんて言うから





しちゃってさw
じゃないよ！笑えないわ！！






てか、一歩間違ったら捕まるわ！！






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