short story I

ポッポとキスの違いーTH 1 ページ1

『………っは！！！』






「っ！？」






び、びっくりした…






『 ねぇねぇ……A？問題出していい？』







何かと思えば、そんなこと…？






「問題？どうぞ……？」









ある日の夜。







いつだって彼の話しは、唐突だ。







年はそこまで変わらないはず、なのに







彼の脳内からすると…







本当は5歳くらいなんじゃない？って時々思う。







『イヒヒ…鼻血とか出さないでね？笑』







「…まかせて…出さないから。早く問題ちょうだい？」





だいたい彼が出題する時点で、なぞなぞとか
どっちが好き？とか






そんな感じでしょ……？






まぁいっか…






答えなければ答えないで、勝手に自己解決してくれるし。






される側としては、意味があるのか？と思う時もあるけど…笑








それでも彼は、普段は売れっ子アイドルで






最近は俳優業なんかもこなしちゃう
忙しい立派な芸能人なので







こうしてくだらない会話ですら






なかなか思うように会えない私達にとっては
けっこう貴重なコミュニケーションだ。

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