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あ…雨。
「傘持ってくればよかったな…」
雨音に消えていく独り言を耳に
ケータイのディスプレイを見ると
待ち合わせしていた時間からもうすぐ1時間が経とうとしていた。
「まだ…既読にならない、」
ジョングクはどうしたんだろう。
連絡どころか既読にもなっていないメッセージ
「あと30分待って来なかったら…帰ろ」
ジョングクは今頃ここに向かっているはずで
ついたらきっと
“ヌナー！！ほんっっっと、ごめん！！”
なんて申し訳なさそうに謝り倒してくるに違いない…。
これだけ待たされたんだ…
今日は絶対ジョングクの奢ってもらわなくちゃ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
それから30分経っても
彼が現れることはなくて
仕方がないから、もう30分だけ…
待っても、待っても
結局…ジョングクが姿を見せることはなかった。
「もういい加減かえろう…」
降り続ける雨のせいで
髪もメイクもきっとぐちゃくちゃだ。
今更ジョングクが現れても、
こんな格好で会いたくないし。
「うわ…靴の中まで水浸し…」
帰り道
タクシーにを拾うにも
こんな水浸しの乗客なんか嫌がられちゃいそうだから歩いて帰った。
「…さむ。ほんと…最悪」
そう。最悪だ…
さんざん待たされた挙句
雨は降ってくるし
傘はないし
おまけに今日は夜になると気温がぐっと下がるって、天気予報でも言ってたな、
「きっとバチが当たったんかな…」
そう、きっとそうだ…
私みたいな何処にでもいる
普通の女が
普通ではない、芸能人の…
それもとびきり格好よくて…可愛くて、
人見知りだけど、素直で真っ直ぐな彼を
好きになってしまいそうだから…
「調子に乗るな、ってことなの、かな…」
靴が擦れて足が痛いし、頭も何だかぼーっとするけど…わたしが…自分が悪いんだよね。
お前なんかをジョングクが
本気になるわけがないだろう。
まるで神さまが私に叱ってるかのように
雨は強まる一方だった。
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メロン(プロフ) - ののみんさん» ありがとうございます！了解です！ (2018年2月5日 21時) (
レス) id: a599b6d900 (このIDを非表示/違反報告)
ののみん(プロフ) - メロンさん» いつもありがとうございます^ ^紅一点ですね…ちょっと妄想するのに時間かかるかもしれませんが(笑)良き妄想が浮かびましたら挑戦してみますね！リクエスト頂きありがとうございました！これからも宜しくお願い致します^_^ (2018年2月5日 21時) (レス) id: ba29038928 (このIDを非表示/違反報告)
メロン(プロフ) - いつも、見させて貰ってます！良かったらバンタンの紅一点小説を書いてくれませんか？ (2018年2月5日 8時) (レス) id: a599b6d900 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ののみん | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/m3884102734
作成日時：2017年5月7日 15時
