Jr.で妄想 9th (ページ48)

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気になる子　雪 T.F ページ48

深澤Sid

最近電車でよく見かけるあの子。

髪はボブぐらいで、真っ黒。

きっと染めた事がない髪だね。

制服着てるし顔つき的にも高校生。

んー、2年生ぐらいかな？

いつもイヤホンをしてスマホを

見ている。この前そっとその子の後ろに

立ってみたんだけど、Snow Manのダンス

動画見てた。だから、俺に気付いてもおかしく

ないのに、全く気が付かない。

いや、もしかしたら気付いてるのかも

しれないけど、多分気付いてないね笑笑

照〔……か、ふっか！〕

辰〔え、あぁ、照か。なに？〕

照〔もー、ちゃんと話聞いてた？〕

辰〔ごめん！聞いてなかった笑〕

照〔明日オフでしょ？俺ここ行きたい〕

辰〔うん。いいよ〕

照〔ほんと！？やったぁ〜！〕

そこ、この前あの子が友だちに行きたいって

LINEしてたところだもん。そりゃ行くよ。

なんて事は口が裂けても言えないけどね。

ーーー

当日の朝、今日は土曜日だからあの子は

いないかな。そう思いながら電車に乗り込み

周りを見渡すとすぐに見つかった。

服も今日はうすい紫色のワンピースに

ピンヒール。そして小さめのバック。

耳にはこれまた紫のピアスが付いていた。

可愛い。

俺の紫かな？とか考えちゃう笑

すると、あまりにも見つめすぎていたのか

ついにあの子がこっちをみた。

目が合ったその瞬間、時間が止まった……

なんてことはないけどあの子は止まってそう←

ゆっくり席から立ち上がり俺の方に歩いてくる

「深澤、辰哉くん」

辰〔ん、せーかい〕

「私、ファンなんです」

辰〔そーなの？嬉しい♡ちなみに……？〕

「……深澤くん」

辰〔やった！〕

「今日はお仕事ですか？」

辰〔んーん。今日は照とお出かけ〕

「ちなみにどちらへ…？」

辰〔〇〇ってとこ〕

「えっ！？」

辰〔しーっ〕

「すみません…」

「あの、実は私もそこに行くんです」

辰〔お友だちと？〕

「それが……ドタキャンされちゃって。でもどうしても行きたかったのでひとりで。」

辰〔そっか。照に聞いてみるからちょっと待ってね〕

そう言ってスマホを取り出し、LINEをひらく。

「……はい？」

辰〔ん？〕

「え、今なんと…？」

辰〔照に聞いてみるからちょっと待ってねって〕

「(ﾟﾛﾟ;三;ﾟﾛﾟ)」