３８ ページ25
ふっかの匂い落ち着く……
ーーー
渡辺Sid
Aが待ってるからって、今日は皆で
早く帰ることにした。
帰る前にLINEしたけど全然既読がつかない。
ラウールはぬいぐるみ抱えてはしゃいでるし
佐久間と康二とふっかはうるさいし、
阿部ちゃんと目黒はクイズやってるし
照と涼太は夜ご飯の話してる。
俺はラウールの相手してるけど、ずっとA
の話してくる。相当惚れてんな。
ラウ〔翔太くん、聞いてます？〕
翔〔おう、聞いてるよ〕
ラウ〔……いくら翔太くんでもAちゃんは譲りません〕
翔〔別に、譲られなくても奪いに行くから。それに、誰の相手するかはA次第だしな〕
ラウ〔ですね〕
スタ〔着きましたよ〜〕
照〔ありがとう御座いました〕
辰〔お疲れ様でした〕
皆ひと言ずつ言って降りていく。
家に帰るとどこの部屋の電気も付いてなくて
寝てるんだなって思った。
一旦自分の部屋に戻るとふっかの慌てた声が
聞こえてきた。
何事かと思いふっかの部屋に行く。
辰〔翔太！急いで紙袋持ってきて！〕
翔〔え、あ、分かった〕
ーーー
深澤Sid
家に帰り、部屋に戻るとAが俺の
ベッドに潜り込んでいた。
俺の部屋にいる事に驚いたけど、すぐに
ベッドの布団が小刻みに動いている事に
気が付いた。慌てて布団をめくると、
そこには苦しそうに息をするAがいて、
思わず叫んだ。そうしたら翔太が来てくれて
急いで紙袋を持ってくるように頼んだ。
辰〔A、聞こえる？聞こえたら手握って〕
「ﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯ(ｷﾞｭｯ」
辰〔大丈夫、大丈夫、ゆっくり呼吸しよ、俺の真似して。スー、ハー、スー、ハー〕
「ﾊｯﾊｯﾊｯ(｡＞ ＜｡)」
辰〔厳しいか…〕
翔〔持ってきた！〕
辰〔ありがとう。A、これ口元に近付けるよ？〕
「ﾊｯﾊｯﾊｯ(ｺｸﾝｯ」
辰〔ゆっくり〜〕
翔〔大丈夫だからな〜、俺らいるよ〜〕
辰〔ゆっくりゆっくり…そうそうできてるよ〕
「ﾊｧｯﾊｧｯﾊｧｯ」
翔〔大丈夫だよ〜、大丈夫だからな〜(ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ〕
辰〔すー、はー、すー、はー、そうそう〕
「はぁっ、はぁっ」
翔〔だいぶ落ち着いてきたな〕
辰〔A、紙袋離そう？〕
「う、ん」
ｺﾝｺﾝ
ラウ〔ふっかさーん、Aちゃんどこにいるか知りません？〕
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 54人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みーたん(プロフ) - まり姉さん» はい！頑張りますっ！笑 (2019年8月29日 21時) (
レス) id: 9e5f2b1232 (このIDを非表示/違反報告)
まり姉(プロフ) - 頑張って書いてください！！ (2019年8月29日 21時) (レス) id: 1b60a2d7db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みーたん | 作成日時：2019年8月22日 20時
