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大〔しつこいな… A、もう少し頑張れ〕
「…わかった」
私達はグネグネと角を曲がった。
曲がるところが沢山あって良かった……
男の声が聞こえなくなってからもしばらく
走り続けた。
ある程度走ってから一度立ち止まって後ろを
確認する。……うん、姿は見えない。
「さっくんありがとう」
大〔いいえ。もう少し行ったら涼太の家があるからそこまで歩ける？〕
「うん」
さっくん、全然もう少しじゃないじゃん。
ここじゃん。表札に宮舘って書いてあるけど
ここじゃないの？
大〔あ、ここだった〕
「も〜笑」
大〔ごめんごめん笑〕
ｶﾞﾁｬｯ
舘〔上がっていいよ〕
大〔なんで分かったの笑〕
舘〔いいから早くしないと男くるよ〕
大〔A先に入って〕
「うん」
私達が上がるとすぐに玄関を閉める舘様。
翔〔危なかったな。もう少し遅かったら見つかってたぞ〕
「なんで翔太もいるの」
翔〔昨日呑みすぎたんだよ〕
大〔それにしても、なんで分かったの？〕
舘〔それは座って話そう〕
そう言われて奥に進む。
ソファには恐らく翔太の服が散らかっていた。
「はぁ…」
翔〔え、なに？畳んでくれるの？〕
「ていうか、女子じゃないんだからこんなに服出してきて選ばなくてもいいじゃん」
翔〔そこ！？〕
舘〔しかも、ここ、俺ん家な？〕
翔〔いつもはちゃんと自分で畳んでるじゃん〕
「それよりどれにするか決めたの？それまだ着替えてないんでしょ？」
翔〔Aが決めてよ〕
「はいはい、じゃあこれとこれ」
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
舘〔ちょっと待ってて〕
舘〔一応静かにしててよ〕
大〔A、もう少しこっちに来よう。〕
「うん」
舘〔さっきの男だったよ。Aちゃんいませんか？って〕
翔〔なんて答えたの？〕
舘〔来てないよって答えた。そしたら諦めて帰って行ったよ〕
大〔A？大丈夫？〕
「……え？」
大〔そんなに翔太の服ぎゅってしてたらしわくちゃになるよ？〕
「あ、ごめん…」
舘〔ねぇ、何があったか教えてくれない？〕
「……撮影に行こうと思って電車に乗ったんだけどいつもなら壁際に寄るの。でも今日はいつも以上に混んでて寄れなかった。」
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みーたん(プロフ) - 明太子フグさん» ありがとうございます!!!頑張ります＼(///▽///)＼ (2019年6月20日 20時) (
レス) id: 9e5f2b1232 (このIDを非表示/違反報告)
明太子フグ - 応援してます！ (2019年6月20日 18時) (レス) id: 46f56e27d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーたん | 作成日時：2019年6月13日 13時
