Jr.で妄想 6th

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結局その日はAは眠ったままだった。



それからは仕事がない日や時間がある度に



病室に行った。他のメンバーも同じらしくて



わりと色んな人と会う。






今日であれから1週間。



未だに眠り続けているA。



本当は死んじゃったのかと思うけど、



息はちゃんとしている。



犯人はその日のうちに捕まったらしい。



結構厄介な指名手配犯だったらしくて、



警察としては捕まえられて一安心、らしい。



こっちは全然安心できねぇっつーの。






ーーー

宮舘Sid








あれから1週間。



翔太はずっと力が抜けた感じで、仕事中も



ぼーっとしていることが増えた。



康二とラウールと目黒が何事もなかった



かのように過ごしてくれているのが助かる。



俺らもなるべく気にしないような素振りは



しているけど、やっぱり心配だから時々



話しかけてAちゃんの状態を聞く。



まぁ俺らもお見舞いには行ってるから



分かってるんだけど翔太の気持ちは



分からないじゃん？








スタッフ〔渡辺さん？大丈夫ですか？〕



翔〔え、あ、すみません。好きな女性のタイプですよね。えっと…〕








ほら、また注意されてる。



そういう恋愛系の質問になるとどうしても



Aちゃんのことを思い浮かべちゃう



んだよね。分かるよ、その気持ち。



あ、今日終わりみたい。Aちゃんの



ところにでも行こうかな。








舘〔翔太、行く？〕



翔〔行く。ちょっと待ってて〕



舘〔おう〕



大〔俺も行くー！〕



亮〔佐久間はいい加減俺らの写真持って行くのやめたら？笑〕



大〔目が覚めたときにひとりじゃ寂しいでしょ？だから持って行くの！〕



辰〔まぁ、とりあえず俺らも行くからね？〕



翔〔皆ありがと〕



康〔しょ、翔太くんが素直…〕



翔〔別にいいだろたまには笑 ほら、行くぞ〕



康〔あ、ちょっと待ってください〜！〕



亮〔ちょっとづつ、戻ってきたね〕



舘〔あぁ。でもまだ完璧じゃねぇよ〕



照〔チョコ買ってこ？〕



辰〔Aちゃん目覚めてればいいね〕



照〔俺そろそろまたタピオカ一緒に行きたい〕



辰〔いや、目覚めたとしてもすぐには行けないからね？笑〕



翔〔ていうか！それ以前になんで照とAがふたりっきりでタピオカ行ってんだよ！俺びっくりしたんだからな！〕



大〔急な独占欲(笑〕



照〔俺が誘ったの〜。ひとりなの嫌だもん〕

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