問答打の問題集

休憩【fkym】 ページ7

昼下がりの午後、お昼を食べて丁度眠たくなってくる頃、ソファに座って山本と作業してる。
なんか見られてるな…そう思ってると山本がゆっくりと口を開いた。

｢福良さんってなんだかお母さんみたいですね｣
｢えぇ？そうかな？｣
｢なんでかわかんないですけどとても落ち着くんですよね。なんでだろ｣
｢うーん…僕の雰囲気のせいなのかな？｣
｢あの、｣
｢んー？｣

言い難い事なんだろうか口を開いたり閉じたりしてる。
意を決したかのように、チラッとこちらを見る。

｢頭…撫でてもらってもいいですか？｣
｢え！？なんで笑｣
｢何となく…なんでか自分でもわからないんですけど……ダメですか？｣
｢いいよ。おいで｣

そんなこと全然いいのに。やっぱり後輩に甘えられるのは嬉しい。
隣に座り直して頭をちょっとこちらに傾けているのが可愛いなぁ。

｢気持ちいぃ……｣
｢ふふ…良かった｣

ふわふわな山本の髪をぽんぽんと撫でてやると、ほんとに犬みたいに見える。

ウトウトしてきて首がぐらぐらと小さく揺れる。

｢………｣
｢眠いの？｣
｢すみません…｣
｢いいよ、寝ても｣
｢いえ、それは｣
｢寝なさい｣
｢……ありがとうございます｣

いつも頑張りすぎて、自分も気づかないうちに疲れのピークを超えてたのだろう。
山本はすぐに瞼が落ちて規則正しい寝息をたてている。僕の肩に寄りかかってね！(大事だよここ)

｢山本はもっとみんなに甘えていいんだよ。そんなに頑張らなくてもゆっくりでいいよ。みんな山本のことが大好きだからね…｣

今日はちょっと休憩しよう。

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