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好きと泣く君を愛してる【mrym】(1) ページ11

「河村さんが好きです」

とても綺麗だと思った、それは君の頬を流れた雫。
もっと見たい。僕以外には見せたくない。
そう思った。

「ご、めんなさい…やっぱり気持ち悪いですよね」

山本は僕を好きだと言った。likeではなくloveだと。
涙を零しながら苦しそうに、だけど笑ってる。
その表情がとても綺麗だった。

「そうだね。今はLGBTが受け入れられてきたけど正直、申し訳ないけど自分が対象になるとやっぱり気持ちいいものじゃないよ」
「そうですよね…あの、ほんと忘れてください……もともと振られるつもりで、諦めるために言ったので…ごめんなさい僕の自己満に付き合わせちゃって…僕、帰りますね」

踵を返す震える小さな肩を引き寄せ、抱きしめる。ビクッと強張るのがわかった。

「離してください…」
「嫌だ」
「なんで…折角諦めようとしてるのにこんなの……もう、離して!!」

突き飛ばされてしまった。

「あーぁ、逃げられちゃった」

***

この気持ちと訣別したくて、忘れたくて諦めるつもりで昨日河村さんに告白した。
当然振られた。キッパリと気持ちいいくらいに。
泣かないと決めてたのにな…溢れてくる感情を無視できない性格のせいで年甲斐もなく泣いてしまった。

今日から心機一転、新しい恋でも始めよう。

「おはようございます!」
「おはよう、山本」
「おはようございます…河村さん」

オフィスに河村さんと二人きり、昨日のこともあってすごく緊張する。
静かな空間にパソコンのキーボードのカチャカチャという音だけが響く。なんというか…気まづい。凄い見られてるような気がする。
チラッと河村さんの方を見ると目が合ってしまい、咄嗟に逸らしてしまった。

「山本さ、」
「はい…」
「まだ僕のこと好き?」
「…ぇ?」

なんで?

「なんでそんなこと言うんですか……そんなの…昨日の今日ですよ?!」

なんなにすぐ好きって感情無くなるわけないじゃないか。

「じゃあまだ好きなんだ」
「好きですよ!…まだ、好きなんです。ごめんなさい」

はやく忘れたいのに、忘れたくない。まだこんなにも好きなんだ。
こんな感情迷惑だってわかってるのに、捨てられない、捨てたくない。

「ふーん…ねぇ僕の何処が好きなの?」

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.゚・*.yumi.*・゚.(プロフ) - 可愛かったです!ありがとうございました(´˘`*) (2020年2月25日 19時) (レス) id: f62b932dec (このIDを非表示/違反報告)
あっち(プロフ) - .゚・*.yumi.*・゚.さん» リクエストありがとうございます!幼児化ym総受け了解しました! (2020年2月13日 17時) (レス) id: 5ad8fa78f3 (このIDを非表示/違反報告)
.゚・*.yumi.*・゚.(プロフ) - はじめまして!リクエストなんですが幼児化ymmt総受けお願いします! (2020年2月12日 20時) (レス) id: f62b932dec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あっち | 作成日時:2020年2月12日 1時

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