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『実は…ここの世界の両親は違うくてね。前世は暖かかったけど、今は凄く寒いの。顔立ちも違うくて…』
｢え…そうなんだ…。……でもAちゃん、もしその家族が嫌だとしてもAちゃんの居場所は元々ここなんだからさ、気にしなくていいよ｣
善逸が私の頭を撫でながらそう言ってくれる。
『…ありがと、善逸。……でもね、周りは私のことを日影って言うかもしれない。でも、それは私がこの世界で生きてるってこと。……でも、私はAだよ。大切な、大切な家族から貰った名前を、大切な炭治郎と善逸、伊之助…皆に呼んで欲しいの』
｢当たり前だ、A。でも、俺達は名前が変わったくらいで何も変わるわけじゃない。A自身のことが好きで、大切だから｣
｢そうだぞ。名前とか、俺もたまに忘れるけど…お前のことは忘れねえから｣
『…ありがとう、本当に。…私、嬉しい…物凄く』
もう笑えば皆も笑って微笑んでくれる。この微笑みが、何より力強くて、なんでも出来るような魔法みたいなような気がする。
『あ、そうだ。あそこにいる人達は私の幼馴染なの。いつも私を気にかけてくれる優しい人だよ。…でも、前世のことは言ってないから、それは秘密ね』
みんなは頷き、返事をした。そして、徹と岩ちゃんのところに行けば私を心配した声を掛けてくれた。…そう言えば私、あの時無我夢中で走ってたんだよね…？は、恥ずかしい…。というか大泣きしながら泣いてたから私の顔見た人どんな反応してたんだろ…。目の前が涙で見えなかったから周りみてなかったけど絶対に変な人って思われてるよ…。
『ありがと、徹、岩ちゃん。Aって言う名前はニックネームみたいなものだよ。あまり気にしないで。この三人は…。……私の、私の大切な人達なの』
三人と目が合えば、三人は微笑み返してくれる。
｢…ふーん……。そ、大切な人…ね｣
｢……つかその髪色……｣
｢地毛ですけど？｣
｢あ、生まれつきなんです！｣
(おい、今生まれつきって言ったか此奴ら)
少しびっくりしている岩ちゃんも徹を見て、私はそっか…と納得する。いや、まあ髪を染めたり、銀髪だったり金髪だったり、桃色っぽい茶色とか色々あるけど、やっぱり目立つもんだよなあ、この髪色。それにカッコイイし。
……でも、師範とか煉獄さんのあの大盛り！！！って感じの髪型に髪色を見たらどうするんだろ…。無一郎くんも女の子みたいな顔立ちだよね？出かける時どうなんだろ…。
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にゃは(プロフ) - こんなに泣いた物語は初めてです！！応援しています！！！ (1月8日 5時) (
レス) @page47 id: 375689edf5 (このIDを非表示/違反報告)
甘蜜蜜華(精神安定剤())(プロフ) - 大好きです！！！！更新頑張ってください！ (2021年2月28日 13時) (レス) id: 80388bac17 (このIDを非表示/違反報告)
CAORU(プロフ) - この作品、とても面白いです。なので、続編を読みたいです！オチもあるなら気になります！ (2021年1月18日 21時) (レス) id: c8c13c4b59 (このIDを非表示/違反報告)
ふわ〜♪(プロフ) - こんにちは、初コメントです♪私は、とても面白かったので、続編ができたら嬉しいです！ (2020年10月12日 7時) (レス) id: f2b00d0a0d (このIDを非表示/違反報告)
ワノ(プロフ) - 嵯峨野 繆謎さん» あ、方言ですか！！「ちごうくて」ですかね？？変換ミスとかかと思ってました笑すみません汗 なるほど、そういう意図があったんですね！でしたら分けずに続けて「○○、○○だったので」とかやれば不自然じゃなくなる、かも…？笑 場所によるかもですが！笑 (2020年8月18日 16時) (レス) id: d173d4245c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モブ | 作成日時：2020年7月4日 1時
