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叫びたくなる痛み、一気に暗くなった視界と共に、次にしたものは光。

地獄や天国があるものなのだと思ったのだが、そんなものでは無かった。


『オギャァァァァ!!!!!』

……ゑ?


簡単に纏めると、私は転生した。

しかもここは、平成、と言うらしく、私の生まれた明治とは全く違った時代だった。初めは戸惑ったものの、徐々に鬼がいないことを確認し、彼奴は無事消えたんだと確認できて安心した。
だが、ここが私のいた日本だと言う可能性は高くは無い。
異次元、異世界、この時代で言うパラレルワールド、というものかも知れないと思った。

勿論、今でも仲間や家族に会いたくて、精神年齢に合わず涙を流すのも多い。幼い頃は思い出しては泣いていたから相当な泣き虫だったとは思う。

まぁ今でも涙ぐんでしまうことは多々あるが。

前世で元気で明るい、と評判だった私も、精神年齢というものが重なってか、前世より大人しくなってしまった。

お陰で大人っぽい、だとか言われることが多いので冷や汗をかくが、まさか前世の記憶がある、だなんて馬鹿げた思考はでないだろう、と安心している。

この世界に来て早16年。特にいった前世の鬼殺隊というものは歴史の教科書や本などにも乗っていないらしく、ここは私がいた日本とは少し違うのではないか、という疑いも高まってくる。

朝食を済まし、学校の準備をして親に挨拶もせず学校に向かう私は冷めているのだろうか。
……まぁ前世の私と家族を比べると随分と冷めただろう。

「日影ちゃんっ、おはよ〜!」

「おはよう日影。……なんか顔、暗くねぇか?また考え事か?」

「えぇ〜朝から固い考え事なんて良くないよ!ほら俺みたいにポジティブに!」

「お前はただの馬鹿だろ」

「岩ちゃんひどいッ!」

後ろから声をかけてきた二人は、私の二つ上の先輩。この二人は昔からの幼馴染だ。

『徹、はじめ、おはよう』

「おはよ〜、なんか考え事してたの?」

『ううん、大したことじゃないよ』

「いっつもそれだな。……ま、なにか困ったことがあれば言えよ。一人で抱え込むな」

そう頭を撫でるはじめに、「岩ちゃんずるいっ!」と反抗する徹。



「またAは一人で抱え込んで!ちゃんと相談しないと……嘘を付いても無駄だぞ、俺は鼻がいいんだから。俺達が味方だから」



そう私の手を握って優しく言ってくれた彼は、もういない。

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にゃは(プロフ) - こんなに泣いた物語は初めてです!!応援しています!!! (1月8日 5時) (レス) @page47 id: 375689edf5 (このIDを非表示/違反報告)
甘蜜蜜華(精神安定剤())(プロフ) - 大好きです!!!!更新頑張ってください! (2021年2月28日 13時) (レス) id: 80388bac17 (このIDを非表示/違反報告)
CAORU(プロフ) - この作品、とても面白いです。なので、続編を読みたいです!オチもあるなら気になります! (2021年1月18日 21時) (レス) id: c8c13c4b59 (このIDを非表示/違反報告)
ふわ〜♪(プロフ) - こんにちは、初コメントです♪私は、とても面白かったので、続編ができたら嬉しいです! (2020年10月12日 7時) (レス) id: f2b00d0a0d (このIDを非表示/違反報告)
ワノ(プロフ) - 嵯峨野 繆謎さん» あ、方言ですか!!「ちごうくて」ですかね??変換ミスとかかと思ってました笑すみません汗 なるほど、そういう意図があったんですね!でしたら分けずに続けて「○○、○○だったので」とかやれば不自然じゃなくなる、かも…?笑 場所によるかもですが!笑 (2020年8月18日 16時) (レス) id: d173d4245c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モブ | 作成日時:2020年7月4日 1時

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