【ハイキュー！！】愛する記憶の中でまた逢いましょう【鬼滅の刃】

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「おい子分三！起きろ！俺様は今日つやつやのどんぐりを見つけたんだ！お前にあげるから早く元気になりなァ！」

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『んっ……分かったよ親分……』




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「──そう言えば、Aさん今日のニュース見た？」

翌日、クラスの女子と話していると、そんな話題になった。
けれど私はニュースやテレビなんざあまり見ない。天気なんか、朝匂いを嗅ぐと雨の匂いがあるか確かめたり、雲行きで判断することが多いから、天気予報なんてものは見ることがほぼないのだ。

親二人だって、父は朝家にいない時もあるし、母は寝ていることが多いから、テレビなんてつけない。
なんの音もない、静かな空間と場所。

『え？……あぁ、ごめんね、私あんまりニュースとかテレビ付けなくて……どうしたの？』

「あ、そうなんだ……今日のニュースでさ」





──猪に育てられた男の子がいるっていうのが最近話題らしいの。



やけに凛として聞こえたその言葉。

『いの、ししに……？』

「そう！なんか今では里親の下で暮らしてるらしいけど。でもさぁ──」

その後の言葉は聞いていない。いや、頭がいっぱいになって、聞こうとしていなかった。

猪に育てられた子……なんだが





────まるで、伊之助のよう

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出会い方は、任務でのことだった。
初め、炭治郎に会って、善逸に会って、次に伊之助に会って。

藤の花の家紋の家では、色んな話をして、一気に仲良くなった。
夜寝るときは、初めは別々に寝ようと思っていたけれど、寝る前に色々と話ていたら、いつの間にか皆と一緒に寝ていて。

禰豆子ちゃんに初めてあった時、私見惚れちゃってたな。あんな可愛い子、中々いないよ。

まぁでも、師範や蝶屋敷の人達も負けてないと思うけどね！もうみんな可愛いよ！

炭治郎達も、柱の皆も、強くて、優しくて、暖かくて、カッコよくて、素敵で、私の憧れの人達。

皆私のこと好き、って言ってくれたな。私も大好きって答えてたっけ。
偽りのない、事実を、沢山沢山、言い合った。


炭治郎はいつも、私を抱き締めてくれる。

善逸はいつも、私の言葉を一つ一つ大事に聞いてくれる。

伊之助はいつも、私を守ってくれる。

禰豆子ちゃんはいつも、私と手を繋いで、お花の綺麗な場所に連れに行ってくれる。


……私は、何を、していたんだっけ。

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