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突然の誘いに、私はえ？と聞き返す。
「だから、一緒に俺と回らないかって……もしかして、及川さんとかに誘われてる？」
そう国見くんの口から、徹の名前が聞こえたので私はなんで知ってるの？と聞く。
「あれ、言ってなかったっけ。俺バレー部に入ってるから、よく及川さんにAの話聞くの。まぁ殆ど自慢みたいな相談みたいなもんだけど」
『そ、そうなんだ……？』
まぁ悪口とかじゃないから別に良いかな……？自慢みたいな相談みたいなって何なんだろ……。
まぁとにかく、一緒には回ろうかな……。文化祭は三日間あって、私のシフトは三日目の最終日の午前から昼過ぎだから。
確か、国見くんも同じシフト時間だったっけ。
三日目の最終日、シフトが終わってから回るっていうのもありだけど、どっちがいいんだろう。
『うーん……一日目か二日目は多分徹とはじめとで行くと思う。どっちが空いてるかは後で確認するね。三日目のシフト後に一緒に回るっていうのもありだけど……どうする？』
「じゃあ、一日目。シフト終わりにも行けそうだったら行こう」
『うん！いいよ。国見くんとシフトの時間も被ってるし、その後一緒に回ろう』
そう笑って言えば、国見くんは顔を赤くしてうん、と言ってくれた。
ここに来て、仲の良い友達もできたから、楽しくないって言ったら嘘になる。
まぁどんなにいいことが起きようが、結果としてはあの人達がいないとダメっていうのがあるけれど。
キラキラと光る、眩しい太陽を見つめる。まるであの人達のように暖かくて、優しくて。
.
.
「あ、文化祭？いいよ、二日目ね」
放課後、途中であった徹とはじめに、文化祭の話をする。
「日影はなんの出し物やるんだ？」
『和風の喫茶店！みんな凄いの、言葉遣いとか雰囲気とか、それなりに似せてるつもりだよ』
「ふーん、和風ね〜。日影ちゃんにぴったりだね！」
『え？そうかなぁ……』
まぁ嬉しくないことはないし、実際に私がいたところは"和"だし。
「座り方とか、正座のこと多いし、文字は達筆だし、そういやご飯は和風のほうが好きなんだろ？」
『だから和が似合うっていうの？……まぁ嬉しいけど』
「でも……なんなんだろうなぁ。根拠はないけど、なんとなく雰囲気がそんな感じ」
『ふぅん……？』
よく分からないけど、貶されてはないから良いか。
昔よりは洋の取り組みも多くなった日本。反対するわけではないけど、少し恋しいっていうのが事実かもしれない。
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にゃは(プロフ) - こんなに泣いた物語は初めてです！！応援しています！！！ (1月8日 5時) (
レス) @page47 id: 375689edf5 (このIDを非表示/違反報告)
甘蜜蜜華(精神安定剤())(プロフ) - 大好きです！！！！更新頑張ってください！ (2021年2月28日 13時) (レス) id: 80388bac17 (このIDを非表示/違反報告)
CAORU(プロフ) - この作品、とても面白いです。なので、続編を読みたいです！オチもあるなら気になります！ (2021年1月18日 21時) (レス) id: c8c13c4b59 (このIDを非表示/違反報告)
ふわ〜♪(プロフ) - こんにちは、初コメントです♪私は、とても面白かったので、続編ができたら嬉しいです！ (2020年10月12日 7時) (レス) id: f2b00d0a0d (このIDを非表示/違反報告)
ワノ(プロフ) - 嵯峨野 繆謎さん» あ、方言ですか！！「ちごうくて」ですかね？？変換ミスとかかと思ってました笑すみません汗 なるほど、そういう意図があったんですね！でしたら分けずに続けて「○○、○○だったので」とかやれば不自然じゃなくなる、かも…？笑 場所によるかもですが！笑 (2020年8月18日 16時) (レス) id: d173d4245c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モブ | 作成日時：2020年7月4日 1時
