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絶対あれ見られとったよなぁ。
どうか出会いませんように。
こそこそ帰っていると、俺の家の前に大倉がいた。
ジロっ
うわ、めっちゃ見られてる…。
「あんなところで何しとんねん。誰かに見られたらどーするん。しかもあれ男やろ？」
「それは…」
「女に飽きたん？
ほんまショーもないやつになったなぁ」
正直言い返す言葉が見つからない。
「ご、ごめん」
「昔みたいにちゃんとせーや」
そういうと大倉は帰っていった。
そういや昔と今では別人になったと思う。
自分の事も僕やったし、勉強漬けの毎日やった。
今では勉強は全くせず遊んでばかりや。
次の日
遊ぶ予定が入っていたのに、亮とまるが補習あるの忘れてて中止になった。
「ひまやなぁ」
朝ごはんを買いに近くのコンビニに行くと、またまた大倉に出会った。
「あれ、こんな朝早くからどうしたん」
「へ？あ、今日なんもないし朝ごはん買いに来ただけ」
まさか話しかけられるとは思ってなかった。それに昨日と比べて表情も穏やかやし。
「朝ごはんくらい家で食べろよ」
「…親いないし作れないし」
「…んじゃあ作ってやるよ」
すると何故か腕を引っ張られ俺の家へ。
「え？ちょ？え？！」
なんかちゃんと話すの久々やしドキドキする。
俺の家へ入ると、キッチンでテキパキ動いてテーブルには食パンとサラダと目玉焼きが出てきた。
「あ、ありがとう」
「いいえ。はよ食べ」
「う、うん！」
大倉の作ってくれた朝ごはんはなんだかいつも以上に美味しくて暖かかった。
「なあ」
「ん？」
「やすって男大丈夫な人？いつからなん？」
「？！い、いつってゆーか…ないよ」
「は？」
「あれは俺がUFOキャッチャー下手くそで馬鹿にされて…じゃぁやってみーってやらせたら取ってもて…それでご褒美って言われたからなわけで…」
「ふぅーん。
やすはご褒美なら男でも簡単にさせてまうんや」
「っ…！」
味しない…
さっきまでの浮ついた気持ちがどっかいってもた。
「ごちそうさま…大倉、ありがと」
そういうと大倉は顔を真っ赤にした。
「？」
「なんか、久々に名前呼ばれたからっ//」
あれ、そうやっけ？
そう言えば目を合わせることも、話すことも避けとったせいで名前を呼ぶこともなくなっとった。
「そろそろ帰る？」
「ねぇ、ここ入っていい？」
そこは俺の寝室だった。
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華凛 - 更新待ってます！ (2017年10月9日 23時) (
レス) id: ce2d096534 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃碧(プロフ) - ぎゃ〜(´；Д；`)言った！おーくら偉い！よく言った(´；Д；`)泣きそうですわ〜(´；Д；`) (2017年9月9日 21時) (レス) id: e7f7e62ab9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るるるんぽ。
| 作成日時：2017年9月3日 14時
