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錦「やすー、今日合コンあるんやけど行くやんな？」
安「いくいくー」
いつからこんなんなってもたんやろ。
もう思い出したくもないわ。
家が嫌いで、帰りたくないことを理由に毎日くだらへんことして時間を潰しとる。
丸「あ、さく校や。」
さく校、とは桜川高校の略。
丸「今から塾とか行くんちゃう」
錦「うわーだるー。真面目やなぁ」
丸「勉強ばっかしとって楽しないやろー。なー」
安「…そやな」
正直、さく校には触れたくもない。
幼い頃から塾に通わされ、親の言う通りにしてきた。
勉強もでき優秀だ、と言われてきた。
将来が楽しみだと何度も褒められてきた。
別に勉強が嫌いなわけでは無かったけど、押し付けられることが苦しくなっていた。
そして高校受験、
真剣にテストを受けた。
手を抜いたつもりは無い。
でも
俺は失敗した。
家に帰ると、母は泣き崩れ、俺に怒った。
どんだけ時間もお金もかけてきたと思っとんのって。
なんで？なんでってなんどもしがみついてきた。
あんなに泣いている母を見るのは初めてやった。
俺には幼なじみがいた。
同い年でよく遊んだりしていた。
勉強や習い事ばかりで友達と遊ぶ時間もない俺の唯一の拠り所やった。
そんな幼なじみと同じさく校を受け、見事に俺だけ失敗したんや。
「やす？」
振り返ると幼なじみの大倉がいた。
「また合コンとか？」
「ま、まあ。」
「はあ。くだらんことやめたら」
「大倉には関係ないやろ」
「まぁどうでもいいけど」
「じゃあ話しかけんといて、じゃ」
錦「ちょ、やすっ」
丸「さっきの誰なん？」
安「幼なじみ」
丸「まじか」
錦「さく校なんかー。頭良さそうな顔してたわ」
丸「顔も良くて頭いいとかずるいわ」
安「だよなー」
優秀な大倉は親の期待に応えられる出来のいい人間だ。
羨ましくて、憎たらしくて…
安「ほんまずるいよ…」
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華凛 - 更新待ってます！ (2017年10月9日 23時) (
レス) id: ce2d096534 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃碧(プロフ) - ぎゃ〜(´；Д；`)言った！おーくら偉い！よく言った(´；Д；`)泣きそうですわ〜(´；Д；`) (2017年9月9日 21時) (レス) id: e7f7e62ab9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るるるんぽ。
| 作成日時：2017年9月3日 14時
