クローバー

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橙「さーさー部活部活〜」

緑「やっと部活や〜」



桐子ちゃんは料理部。私はダンス部。それぞれバイバイしてから部室へ向かった。



更衣室で練習着に着替えていると、



桃「あ、とも子ちゃん」

緑「のんちゃん」

桃「…とも子ちゃんってさぁ〜…好きな子とかおるん？」

緑「へ？」

桃「いや、濱ちゃんと仲ええから、もしかして濱ちゃんのこと好きなんかなーってさ」

緑「いや、濱ちゃんは幼なじみなだけやし！」

桃「ふーん。ちなみに私はしげのことが好きやねん。今日のチーム決め、しげと一緒になりたいからさ…協力してくれへん？」

緑「え…あ…わ、分かった」



そう、重岡くんもダンス部やねん。そして今日は、次にある文化祭で披露するチームを決める日。

私も…重岡くんと一緒のチームになりたいんやけど…。のんちゃんの邪魔したらあかんよな。







赤「神ちゃん」

緑「あ、重岡くん…とのんちゃん」



のんちゃんホンマに重岡くんのこと好きねんなぁ。あんなに近くに居られてええなぁ。



赤「今日チーム決めやな」

緑「そやね」

桃「私らは絶対一緒やんなー？」

赤「あー…そやな」

緑「へぇ…そうなんやぁ…」




先生「はーい、集まってー。今日は前から言ってた文化祭でのダンスチームを決めてもらいます。」


みんなだいたい決まっているのか、それぞれ移動する。私はというと…



紫「神ちゃんっ」



そうそう、私の幼馴染、濱ちゃんもダンス部なのだ。



紫「一緒にやらん？」

緑「うん！しよっ」

紫「ほか誰誘う？」

緑「うーん」



2人で悩んでいると



赤「あ、神ちゃんと濱ちゃんもう決まった？」

緑「えいや、まだやで」

赤「じゃあ俺らと組まへん？」



嬉しい。でも…



桃「え、神ちゃんらと組むの？」

赤「ええやん、二人ともめっちゃ上手いし」

桃「まぁええけど…」

紫「のんちゃんが嫌なら俺ら…」

赤「いや、組もうやっ！のんちゃんええやろ？」

桃「うん…」



なんか嬉しいんか嫌なんかわからんけど、私は重岡くんと同じチームになることになった。

あとからのんちゃんになんか言われそうやな…。




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