▽ ページ19
▷青side
楽しみな明日なんて来ないと思ってた。
たっちょんに出会うまでは。
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辛くて耐えられなくなった僕は、家出してこの街にやってきた。
家から盗んだ大量の金でまずは家を借り、食料品を買い、日用品を買い、いざ一人暮らし！なんて、簡単に考えていたけど、そう簡単にはいかなかった。
裕福な家庭で育ったため、世間知らず過ぎた僕には、一人暮らしはかなりしんどいものだった。持っていた金もあっという間に使い果たし、さすがにやばいと思い始めた。
夜、1人でこの田舎町を散歩するのがここへ来てからの僕の日課になっていた。
『はぁ…』
重い溜息。
逃げ出してきたものの、今のしんどさと過去の辛さが僕を付きまとう。親からやっと逃げれたのにまだ監視されているような気がする。怖い…やっと自由になれたのに…。
翌日、僕は最近見つけた地下で時間を過ごすようになった。仕事とかしなきゃいけないのも分かってるんだけど、気持ち的に出来そうにない。
悲しい…イライラする…ほんとに嫌や…
全部全部…全部嫌…
これも全ては親のせい。
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地下にある時計は朝の3時を指していた。
なぜか僕の右手には大きなナイフ。
そして足元には見知らぬ顔のおじさん。
『なにこれ』
僕は知らぬ間に、この地下で人を殺していたのだ。なのに平然とこの状況を受け入れている僕がある意味怖い。
『…隠さなきゃ』
とりあえず黒色のゴミ袋に汚いソレを突っ込む。それを引きずり、シャッターの裏に置いた。汚れた床をとりあえず掃除して、自らも汚れたから着替えた。
こんな地下、誰も来ない。
何故か僕は落ち着いていたんや。
そして僕はイライラするたび、何度も人を殺した。慣れってのは怖いもので、何のためらいもなく殺してしまうのだ。
そんなことしても無駄なのは分かってるのに、やめられない自分がいた。
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るるるんぽ。(プロフ) - 猫さん» 猫さん、最後まで読んで下さり本当にありがとうございます(´；ω；｀)また新しい作品もかけたら書きますね！！ (2018年7月4日 19時) (
レス) id: 91c099f594 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - るるるんぽさん、今晩は！ 本当に衝撃のラストで面白かったです！また無理せずご自分のペースで新作を書いて頂ける日をのんびり待っていていいでしょうか？これからも応援させて下さいね！素敵なお話ありがとうございました！ (2018年7月4日 19時) (レス) id: f376f4b930 (このIDを非表示/違反報告)
るるるんぽ。(プロフ) - ふうらさん» ふうらさん嬉しすぎるコメントありがとうございます！！更新遅いですが頑張るのでぜひ最後までお楽しみください！！ (2018年6月30日 14時) (レス) id: 91c099f594 (このIDを非表示/違反報告)
るるるんぽ。(プロフ) - 青菜はやとさん» はやとさん(´；ω；｀)嬉しいコメントありがとうございます！更新なかなか出来てなくてすみません…やる気が出てきました…！ (2018年6月30日 14時) (レス) id: 91c099f594 (このIDを非表示/違反報告)
ふうら - るるるんぽさんのお話、大好きです！こんなお話がタダで読めるなんて、贅沢どころか勿体無いくらいです涙。もう少しでR18突破なので、ガッツリな緑青も呼んでみたいです＾＾ (2018年6月30日 11時) (レス) id: 51cd44fde2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るるるんぽ。
| 作成日時：2018年5月25日 16時
