浅沼さん家の居候【浅沼晋太郎】

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リビングのカーテンを開け、コーヒーのお湯を沸かす



とりあえずコーヒーを一口



「よし、」



とりあえずコーヒーで眠気を覚ましたら朝ごはんに取り掛かる



エプロンを着用し、冷蔵庫を開け食材と睨めっこ



色々悩んだ末、結局ウインナーと卵というオーソドックスな食材を取り出した



「うーん、いい音」



フライパンの上でじゅうじゅうと音を立てる食材たち



思わず唾を飲んでしまう



結局これが一番美味しいのだ



私はご飯の上に目玉焼きとウインナーを乗っけて醤油とマヨネーズをかけて食べるのが好きだったりするけど


これはあまりにもズボラ飯すぎるか…


うーん、



どうしようかと辺りをきょろきょろと見回すと棚の上に置いてある袋にピンとくる



「あ、そうじゃん！昨日美味しいパンかったんだった、」



「へぇ〜、じゃあ朝ご飯はもしや洋食〜？」



「はい！しかも美味しいやつですよ！


…って、立ち聞きは趣味悪いですよ…」



振り返るとニヤニヤした晋太郎さんの姿が…



思わずムッとする私



てか、一体どこから見てたんだ



気配消すのうますぎなんですけど



「ごめんね、1人で盛り上がってたからつい笑


それにベット潜り込んでたお仕置きかな」



「…2人の方があったかいからいいんじゃないですか、ケチ」



「よくないでしょうが、僕おじさんだからね？？」



「なにいってんですか、若い顔して、もう。コーヒー置きますね。」



「もー、程々にね？

コーヒーありがとうね」




あ、その笑顔は反則だぁ、まぶし…

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