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見抜く者 ページ17

沖矢サイド



ピーンポーン


チャイムが鳴った、


コナン「昴さ〜ん、遊びに来たよ〜」

坊やだ……


沖矢「ちょっと、出て来ますね」

俺は彼女にそう言い残し、玄関へ向かった


ガチャ


コナン「それで?俺に会わせたい人って?」
沖矢「彼女なら、今リビングだよ」



アキ「こんにちは。コナン君…久しぶりだね」
コナン「!アキさん!」

どうやら、坊やとは知り合いらしい


アキ「今日は遊びに来たんだよね?沖矢さんとはそんなに親しい仲なの?」

コナン「そ、そうだよ……此処、新一兄ちゃんの家だから、
よく遊びに来てたら仲良くなっちゃって……」


彼女の表情はニコリとしていてよく読めない。


アキ「へぇ……つまり、仲良くなる前にこの家を貸したのかな?

……しかも、初対面の相手に…」

彼女の目がスゥと細くなり、まるで何かを見抜いた様な顔をした


ッチ……

俺が坊やを待つ時間に、【初めて会った時に事件にあった】と言ったのが悪かったな……


コナン「ッ……でも、優作おじさんも良いって言ってたし……」


彼女はまたニコリとした顔になり、
緊張感が緩んだ。


アキ「ま、私が他人の家庭の事情をとやかく言うのは可笑しいかな……ごめんね、変な話しちゃって…」


彼女は眉を少し下げて坊やに謝罪した。

坊やは戸惑った様だか、直ぐに冷静を取り戻し


コナン「ッじゃあさ、僕もアキさんに聞きたいことが___


ピリリリ


携帯の着信音……


ピッ


アキ「もしもし、A。」


電話に出たのは彼女だった



A[アキ、買い物行くのに時間かかり過ぎじゃない?]

電話の相手の声が若干聞こえる

アキ「あはは……ごめんね〜」

A[直ぐに、帰って来てね……あと少しで、時間だよ]


どうやら、何やら予定があったらしい

アキ「分かった、直ぐに帰るね」


ピッ


彼女は電話を切り、さっき買った酒と鞄を持った

アキ「すいません、この後予定がありまして……帰らせて頂きますね」


そう言った彼女は流れる様に玄関へ行った


コナン「あ、あっ、待って!!」

咄嗟に、坊やが呼び止める。

コナン「えっと……あ、ゴミが着いてるよ!」


坊やは彼女の袖をゴミを叩いた


アキ「……ありがと、それではさようなら」


彼女は、バタンと扉を閉めて出て行った



結局、彼女の情報は聞けずに終わった

怪しむ者→←沖矢サイド



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寝子(プロフ) - 続編移行おめでとうございます。いつも楽しみにしています。これからもがんばってください!(≧▽≦) (2021年9月3日 9時) (レス) id: 031b8fe371 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:親友大好き人間 | 作成日時:2021年9月1日 16時

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