親友と名探偵コナンの世界でヤンチャします３ (ページ39)

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赤井サイドページ39

沖矢(赤井)サイド

ボウヤが例の如く、その場から離れた後に
俺が見つけたのは本棚に敷き詰められた事件資料だった。

と言っても、一般人でも手に入るような物だった、

しかし、表紙はいくらでも偽造できる。

俺は取り敢えず、目に入った資料を片っ端から見ていく

アキ｢それじゃあ、次の部屋に行こっか｣

アキの声が聞こえ、若干名残惜し気がするが俺は手に持っていた資料を戻そうとした

アキ｢どうかしました？｣

背後からの声に思わず、身体を固まらせた

…………気配がしなかった…

アキ｢気に入った物でもありました？良かったらお貸ししますよ｣

ニコリと笑っている彼女の顔からは感情か読み取れない

沖矢｢……いえ、大丈夫ですよ。次の部屋に行きましょう｣

次の部屋は向かいで、大量のパソコンや電子機器が置いてあった

俺はそこで、Aが居ないことに気づいた

大方、ボウヤを探しに行ったのだろう

元太｢すっげー!!パソコンがいっぱいあるぞー｣
光彦｢本当ですね。博士の家の様です｣

確かに、パソコンや電子機器の数は異常だった

何せ、壁一面にあるパソコンの画面に同じ数のタブレット…

しかし、それよりも俺が気になったのは……

沖矢｢……あの奥の部屋は何の部屋ですか？｣

俺が気になったのはカーテンに仕切られ、薄らと見える扉。

アキ｢…あぁ。プライベートな部屋。としか言えませんね……すいません、これ以上は言えなくて……｣

彼女が申し訳無さそうな顔をする。

そういう事か………

彼女達が俺達を案内すると言ったのは、
恐らくあの部屋に入れさせたくなかったからだろう

彼女の前ではピッキングして、入る事は出来ないな…

仕方ない、あの部屋は諦めるとしよう