親友と名探偵コナンの世界でヤンチャします３ (ページ4)

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紙飛行機事件２ページ4

アキ｢紙飛行機で範囲が広く飛ばせるって事はそれなりの高い所だね。つまり……高層ビル｣

A｢高層ビルで圏外なんて、複数の基地局があるって事。｣

ヒロ｢えっと……という事は…｣

私はさっき調べた、米花で圏外になる高層ビルのマップを見せた

A｢ここ……米花タワーマンション｣

明美｢少し、遠いわね｣
A｢バイクで行けばそこまでだよ｣

私はバイクの鍵をヒロに投げた。

A｢どーせ、行くんでしょ……騒ぎにしちゃダメだよ｣
ヒロ｢！ッあぁ!!｣

ドタドタと急いで家を出ていったヒロ

アキ｢良かったの？｣
A｢ヒロが解いた暗号だ。
ま、解いたならそのご褒美は必要だよ｣

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視点なし

カチャ

蘭(ウソ……やっぱり仲間が!?)

蘭は構えた

ヒロ｢あれ……えっと、蘭ちゃん？｣

蘭｢え!?……緋色さん？｣

蘭｢でも、びっくりしました……真逆、緋色さんが来るなんて…｣

ヒロ｢うん。俺も蘭ちゃんがいるなんて…｣

ヒロと蘭は知り合いだ。

と言っても、今やポアロの常連となっているヒロによく会って偶に話すくらいだが

蘭｢あ！じゃあ、あの暗号解けたんですね！｣
ヒロ｢あぁ……ま、3つ目は知り合いに手伝ってもらったんだがな…｣

ヒロはバイクの前に立ち

ヒロ｢送って行くよ。お友達の場所、教えてくれるかな？｣

蘭｢え？どうして、家じゃないんですか？｣

普通ここで、言うなら｢家まで送る｣のはずだ。

ヒロ｢蘭ちゃん、制服でしょ。
しかも、さっきのセリフから自分は暗号を解けなかったってことだから、

家には帰ってなく、暗号の答えを教えてくれたお友達と一緒に居たんじゃないかな？
って思ったんだよ｣

蘭｢す、凄いですね！探偵みたい！｣

ハハと笑うヒロ。

ヒロも満更ではなかった

蘭｢あ、でも大丈夫です。近くですし｣
ヒロ｢そっか。なら、俺はもう行くね｣

ヘルメットを被ろうとするヒロがあっ、と何かを思い出した様に

ヒロ｢それから、蘭ちゃん。今度はあんな危ない真似しちゃダメだよ｣

ぐいっと顔を近づけて

ヒロ｢たとえ、空手の都大会で優勝しても蘭ちゃんは警察に守られる一市民だからね｣

子供に教えるように、優しく言うヒロ

蘭｢は、はい……分かりました｣

思わず、少し頬を赤らめた蘭はそう答えた

ヒロはまたね、と言ってバイクに乗って行った

蘭(あれ？私、緋色さんに都大会優勝した事言ったっけ……)