理想 ページ16
Aサイド
タイガー｢着いたぞ……｣
いつの間にか、大きい扉の前に着いていた
タイガー｢此処が……王の間だ｣
ギィィと音を鳴らして開いた扉
そこに居たのは、大きな椅子の上に座るのはとても大きい人魚。
そして隣にいる、女性の人魚。
ロシィ｢デカッ！！｣
A｢……ロシィ、そういう事は心に留めておくものだよ｣
気持ちは分かるけど……
ネプチューン｢初めましてなんじゃもん。わしはネプチューン。こっちは妻のオトヒメじゃもん。｣
まさかの、語尾がおかしな人が王様！
ネプチューン｢タイガー達から話は聞いているんじゃもん。会えて嬉しいんじゃもん｣
A｢それは光栄です。ネプチューン殿｣
聞いてるってなにを!?
賞金稼ぎの事？
マリージョアの事？
タイガーを助けた事？
人間の事？
どれにせよ、勝手に紹介するなッ!!
ロシィ｢えっと……A……｣
A｢何？ロシィ……｣
ロシィ｢な、何でもない……｣
少し、イラついてるのがバレたか
オトヒメ｢初めまして。私はオトヒメ。タイガーから聞いたわ。貴方、人間なんですってね｣
アキ｢え、えぇ……｣
隣にいるアキに王妃様が詰め寄る
オトヒメ｢ではッ、ここに署名してくれる事は可能でしょうか！｣
アキ｢それは……｣
………。
A｢アキから、離れてください。オトヒメ殿。｣
アキ｢Aッ!!｣
私は王妃様から庇うようにアキの前にたった
オトヒメ｢あら！貴方も人間だったわね！貴方もここに署名はッ！｣
しかし、この人には通じないらしい
ネプチューン｢オトヒメ……止めるんじゃもん｣
オトヒメ｢ハッ……すいません。つい……｣
……こういう人、嫌い……
王宮内は今、宴状態。
オトヒメはロシィに相手させている。
ロシィなら、恐らく署名はしないだろう。
あの子は優しいからこそ署名はしない。
天竜人として、町の人達の憎しみや恨みを幼い時に見たからこそ分かる。
魚人と人は無理だ………と
ネプチューン｢成程……だから、オトヒメの署名を拒否したんじゃもん？｣
A｢えぇ。彼女の最終目標は魚人と人間が手を取り合う事。
地上に魚人島を移す事は通過点でしかない。
それなのに、彼女は通過点の時点で全力で挑み、時間を使っています。｣
アキ｢非効率的です。
それに、その後のことを考えられていない。
このままでは夢物語になりかねますね｣
ネプチューン｢う、う〜ん……｣
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星猫 - 初めまして！とっても素敵ですね！高評価しました！ (2021年9月6日 21時) (
レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：親友大好き人間 | 作成日時：2021年8月7日 12時
