こんにちは、いんちょうせんせい。 (ページ3)

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すいません… ページ3

『本当に、すいませんでした…』

僕の一日は、院長先生への謝罪から始まった。

仕事中に敦くんと遊んでいた事が原因だが、

敦くんの可愛さも罪だと僕は思う。

また飴あげようかな…

いや、チョコでも善いかもしれない。

「真逆､あいつに菓子でもあげようなどと、考えていないだろうな？」

『はぇ！？』

図星だ。

真逆、院長先生…

『僕の心が読める…？』

『あでっ』

院長先生に軽めの拳骨をくらった。

軽いといっても、相当な痛さ何だよな…

「私には、まだ仕事が残っている。悪戯されても、戯れるなよ…？」

『ひゃい……』

肝に命じておきます。

『あっ。僕自身の責任なので、敦くんは』

「…今回だけだぞ」

『ありがとうございます！』

院長先生が出て行くと、

緊張の糸が切れたか、その場に座り込んでしまった。

一日の始めにこんな疲れるとは…

仕事机に着くと、自然と仕事モードに切り替わる。

『(今日はこれにサインして…あ、これ院長先生の印鑑ないと)』

そうこうしているうちに、院の鐘が鳴った。

『…もうお昼か』

この院は独特であり、

何をするにも得点(ポイント)が関係してくる。

みんなの得点確認しないと…

一人一人の情報資料を見て、得点を確認する。

一つ、気付いた事がある。

『敦くんの得点、全然ない…』

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