潜入 ページ11
会場に着き、背筋を伸ばし気取って歩く。
星野「いつも猫背なのに……」
『谷崎さんはやればできる子なのよ』
ふっと誇らしげに微笑むと
少し呆れたように笑い返してくれる。
いや〜…イケメン。
密輸品の取引パーティーと言っても、
表向きはただの金持ちが集まるパーティー。
そこらじゅう金色の装飾で溢れてる。
光の反射がすごい
てか足痛い。靴擦れか……
『1番ジョーカーに関わりありそうな人に媚び売ろ〜』
星野「あっ、ちょっと！単独行動は……」
大丈夫、と言いながら
親指を立て、ウィンクしてみせると
星野くんは渋々といった感じだが許してくれた
あからさまに声をかけると警戒される。
自然に、出来れば向こうから寄ってくるように……
標的はまぁ…言わばイケおじと言うのだろうか、武井さんと同じ分類に入りそうな男性だ。
いまは両側にいる美人さんたちと話をしてる。まさに両手に花。
気を引く為に、少しキョロキョロと辺りを見回して、慣れていない感を出してみる
マダムやおじたんが多い中、
私や星野くんはかなり若く視線を集めやすい。
ちなみに星野くんは既にマダムに囲まれている。イケメンだもんな〜
「君、こういう場所は初めてかな？」
『あっ、そうです…慣れない場所でして…』
「若い子が来るなんて珍しいね」
お酒は飲めるかい？とシャンパングラスを差し出してくる。
ありがとうございます、と受け取り
口をつける。少し甘ったるい味がする気がするが…まぁ大丈夫だと思いたい
「先程から足を気にしているようだけど…」
『少し、靴擦れを……』
「それは大変だ、少し見せて」
履きなれない靴を履くとどうしても
足の小指の辺りが擦りむける
てか普通に痛い
「手当をしよう、裏においで」
『ありがとう、ございます……』
裏に入れる人間か、
私の思考は間違ってなかったらしい。
腰に手を添えられ、裏に入るとき、
チラリと星野くんを見ると
少し心配そうな表情だったが、小さく頷いてくれた。
よし、行くか。
(昨日更新忘れてましたすんません)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 75人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
時雨。(プロフ) - ねむりねこさん» ありがとうございます……最近低速更新になってしまい申し訳ないです(-ω-；) (2020年10月5日 23時) (
レス) id: 1e182a68e0 (このIDを非表示/違反報告)
ねむりねこ(プロフ) - こんばんは！谷崎ちゃんのセーラー服…ちょっと見てみたいです…(笑) ｷｬｧツンデレ星野くん可愛い…これからの展開、楽しみにしてます…！ (2020年10月4日 23時) (レス) id: b1690d9a63 (このIDを非表示/違反報告)
時雨。(プロフ) - くるみさん» ありがとうございます！この後も星野くん結構酔ったままなのでお楽しみに(＾ν＾) (2020年9月22日 22時) (レス) id: 1e182a68e0 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - 酔い星野くん可愛すぎ…！更新頑張ってください！ (2020年9月22日 12時) (レス) id: 449ab25172 (このIDを非表示/違反報告)
時雨。(プロフ) - くるみさん» くるみさんコメントありがとうございます！星野くんの作品少ないから……書いちゃいました！そう言って頂けて嬉しいです、頑張ります･*･:≡( ε:) (2020年9月11日 23時) (レス) id: 1e182a68e0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：時雨。 | 作成日時：2020年9月9日 22時
