【ロックマンX】愛の在り方【ゼロ】 (ページ18)

今日:2 hit、昨日:5 hit、合計:10,219 hit

ミッション15 ページ18

パシンッ

カタリナ｢……何するんだい…

あたしは、殺してくれって頼んだんだ

ビンタなんて頼んでないよ｣

そう言って、弱々しく僕を睨み付けた

パシンッ

僕はもう一度カタリナにビンタをくらわせた

ゼータ｢ばかなこと言わないでください

もう戻れない？殺してくれ？

ふざけんな！！

.

貴方は罪を償えばいくらでも戻れる

だから……こんなことやめて

戻りましょう…………レプリロイドに｣

僕はそっと手を差し伸べた

カタリナ｢本当に、こんなあたしが戻っていいのかい？｣

伸ばしかけた手をギュッと握った

ゼータ｢当たり前ですよ｣

カタリナ｢ゔ、うあぁぁぁ！！｣

カタリナは泣いた

涙は出ていない、だが人間でいう泣いた……に値するだろう

その衝動で草笛の効果が切れたのだろう

兄さんがこっちに向かってくるのが分かった

ゼータ｢兄さん……｣

ゼロ｢ゼータ、よくやったな｣

ゼータ｢うん｣

ゼロ｢カタリナ、と言ったか

ハンターベースまで来てもらおうか｣

カタリナ｢はい……｣

その時だった

力が抜けたように、地面に膝がつく

ゼータ｢あ、あれ？｣

ゼロ｢お前は頑張りすぎだ

帰ってメンテだ｣

丁度アイリスもやって来て

ゼロ｢俺はゼータをベースまで連れていく

アイリスはカタリナを連れてきてくれ｣

アイリス｢分かった｣