【ロックマンX】愛の在り方【ゼロ】 (ページ16)

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ミッション13 ページ16

そう言って、カタリナはサッと後ろに下がった

僕も、その後を追うように前に出てセイバーを振った

だが、カタリナはなんとも思わずそれを避ける

当たらないのだ

カタリナ｢この程度かい？｣

ゼータ｢まだまだ！！｣

その時だった

ﾋﾟﾀｯと動きを止めた

｢お、お姉ちゃんをいじめないで！！｣

それは、カタリナに拐われた子供だった

どういったことか、何故かカタリナの味方に付くのだ

ゼータ｢君はカタリナに拐われたのだろ？｣

｢お姉ちゃんは悪くない！！

悪いのはお姉ちゃんを改造した奴だ！！｣

改造？

カタリナ｢何言ってんだい

あたしはもう、あんたの知ってる優しいお姉さんじゃないんだよ

……殺すよ…………｣

カタリナの腕はカタカタと震えていた

違うそれは本心じゃない

第一、何故拐った子供をすぐに殺さなかった

本当は逃がすつもりではなかったのか？

ゼータ｢どういった成り行きかは知らないが

その子の言う通り、あなたは嫌々改造された

違うか？｣

カタカタ｢嫌々？

違うね、あたしは望んで改造された｣

ゼータ｢じゃあ何故！？

何故あなたは、震えている！！

本当はこんなことするレプリロイドなのですか！？

あなたは！！｣

.

.

カタリナ｢あたしだって、好きでこんなのになったんじゃない……｣