赤い髪の君と私

持久走大会６ ページ41

〜Aside〜




なんとか１位をキープしながら一週を終わることができた



あと半分もある最初に飛ばしすぎたかな？これ以上は速く走れないよ‥




『A後半分だよ！』




そんな私に必死に応援するえいちゃん
えいちゃんの方をみると目が合う




えいちゃんは私の辛さを１番わかっているそして誰よりも一緒に寄り添ってきてくれた




そんなえいちゃんの姿に自然とまた走りだせる自分がいた






大丈夫！私ならできる！






８キロ目辺りで気づいた、私を抜かそうとしてくる足音が聞こえない



きっと１位と2位での差がかなり大きいのだろう





また自分に自信ができ走り出す、





あとちょっと！！









いつの間にか２週目が終わりかけていた


あとは100メートルくらいあるスタート位置からずれたこの道を走るだけだ




残りの100メートルの道は今までのコースよりせまい一本道になっていて観客からの声が１番に聞きやすい




は「A頑張れ！あともう少し！」


はじめさん‥



て「Aいいぞ！」



てっちゃん‥



今までのことが走馬灯かのように思い出す

毎日走って
大好きな食事にまで制限して
えいちゃんとのイチャイチャまでやめて
色々なYouTuberさんにアドバイスきいて
時には、一緒に練習して
ここまでやって来た



あれ？大丈夫かな私死んじゃうの？




違う、こんなとこで死ぬんじゃないよ最後まで走るんだ！





残り100メートルの道を行こうとした瞬間‥




ｸﾞｷﾞｯ‥







誰かに押された感覚がある




え‥？まみちゃん？




そこには一週遅れのまみちゃんの姿が‥




押された衝撃で右足を負傷してしまう



「うわぁぁぁ！！！！」
※痛すぎて叫んでます








痛い‥思わず倒れこむ

持久走大会７→←持久走大会５

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す