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(神山side)

実はさっき一緒にAちゃんと帰ったんやけど、そのついでに連絡先交換してん。

「…可愛ええ」

LINEを開くとAちゃんの写真と

__________シゲの写真…

見てわかる

ツーショットや。

お互い肩と肩がくっつく距離。

ニコニコスマイルのAちゃんとシゲ。

不覚にもそのAちゃんの笑顔にキュンキュンしてしまう。

写真は高校の制服を着てそのバックに“入学式”と書かれた看板。

高校生になった時に撮ったのだろう。

「はぁ…」

溜息を吐いても何も変わらんのにな…

今更やけどなんで引っ越してしまったんやろ…

引っ越さなかったら入れ替わったとしても、いつも隣に居れたのにな…


今頃、俺の本当の親は何してるんやろ?

「…っ!そや!しげの家におるやんか!!」

衝動的に動いた体。

いや待てよ

しげ、さっきAちゃんの家に入っていったような…

いても経ってもいられずLINEを開いてAちゃんに連絡する。

【今から家行ってええかな?急にごめん。話したいことがあるねん。】

話したいことなんてないに決まっている。

ただ、すぐにしげとAちゃんの2人っきりの時間を無くしたかった。

少女漫画で言うと…

悪役やな。

ヒロインになれなかったただの邪魔者。

でも、ほんまは俺がヒロイン。

早く体を取り返してAちゃんをヒロインにさせてあげたい。


悪役やから未だに“Aちゃん”って呼んでいるんかな?

確かにそう呼ぶしかないのだろう。

神ちゃんの姿をしているんに“A”って呼んだら気持ち悪いやろ?

それに幼馴染だって分かってまうやろ?

ほんまはその方がええ。

でも、Aちゃんの記憶の中から俺は消えてしまった。

__________いや、消された。

やから、未だに“ちゃん”付けで呼んでいる。

でも、もう無理や。

じゃないと俺が限界。






そう思っていると俺のスマホから『ピロン』と音がなった。

Aちゃんかな?なんて思いながらLINEを開く。

でも、そこには驚きの文面が書き込まれていた。

【助けて!】

と。

俺は【今行くからな!!】そう打って部屋を勢いよく飛び出し

Aちゃんの家に向かった。

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設定タグ:ジャニーズWEST , 重岡大毅 , 神山智洋   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:(名前)中間淳太の彼女になりたい神山担 | 作成日時:2022年6月6日 17時

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