18 ページ18
あれから私達は教室に戻った。
周りからの視線が痛い…
なんで神山くんのこと悪者扱いするのか全く分からない。
神山くんは悪いことなんて一切してない。
むしろいい事ばかり。
神山くんに告白される前から神山くんにはたくさん親切なことをして貰って来た。
ノートを職員室に届ける時一緒に手伝ってくれたこと
居残りになった時に付き添ってくれたこと
同じ委員会になってたくさん助けてくれたこと
本当に神山くんは優しい人。
ただ、みんなはそれを知らない。
だから、いつかみんなに知ってほしい。
神山くんは優しい人だって、
悪者じゃないって。
その時、不意に神山くんと目が合った。
微笑み掛けてきたからつられて私も微笑み返す。
「…//」
そしたら何故か照れていた。
神山くんって案外照れ屋なのかな?笑
可愛いところもあるじゃん!
新たな一面を知れて嬉しく思った。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
その時、重岡は
「はぁ…」
なんやねん神ちゃん
俺の好きな人奪いやがって。
入れ替わったっていうのにここ最近いい事がおこらへん。
むしろ嫌なことばかりや。
もし、入れ替わってなかったら…
今の神ちゃんの気持ち…味わえたんかな…?
それに…
両想いになれんのかな…?
そんなことが思いつく。
でも、それとは別のことが頭をよぎる。
そういえば…
Aの記憶…消したけど…
10年後に元に戻るんやった…
そしたらAは神ちゃんのことを思いだして…
好きになって…付き合う。
その記憶が戻るのって…
8月26日
俺の誕生日や。
いや…ほんまの俺の姿をしたしげやな。
8月26日…
あと24日
限られた時間でどうにかしてAの記憶のことどうにかしなきゃやな。
8人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:(名前)中間淳太の彼女になりたい神山担 | 作成日時:2022年6月6日 17時