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合宿最終日




斎藤「Aさん。」





『何?』






斎藤「Aさんって京治のこと好きですよね?」






『そうだけど…』





斎藤「京治はやめといた方がいいですよ。」




『遊び人だから?』





斎藤「知ってるんですか?

まあ、私もその1人ですけど…

じゃあ、なんで好きって思えるんですか?」





『…赤葦が高1の時から好きだったしさ、

今は両想いだしね。

今更遊び人とかどうでもいいわ。』






斎藤「私、京治と何回もしてるんですよ?

それでもどうでもいいとか言えるんですか?」






『やる=好き

ではないからね。』





斎藤「…ふざけるな!!

勝ち誇ったような顔しやがって!

お前みたいなクソブスに私が負けるわけないし!

化粧でごまかしてるお前なんかに!!!

私がお前を非難するとみんなお前をかばうけど、

実際みんなお前なんか迷惑だって思ってるからな!

赤葦も思ってるから!

お前の存在なんか迷惑だって!」




と斎藤は興奮気味に言った。






『…お前さ、それが素?

こっちもそれなら素で行くけどいいかな?』





斎藤「は?」






『てめーだけが被害受けてるわけじゃねーんだよ。

こっちはお前みたいに本当の想い告げずに無理矢理赤葦に入り込んでくるよーなストーカーじゃねーしさ、

赤葦とカラダの関係を自慢されても、

赤葦はお前のこと好きじゃねーから

結局お前がからぶってるだけだろ。

そろそろ自分がイタイ奴って気付けよ。

バカだろ。お前。』





と無表情で淡々と言った。







斎藤「ウゼーんだよ!!

ストーカーじゃねーし!

お前みたいなブスなんか男とかよってこないんじゃない?

だから、ここで色目使って男ゲットとか思ってるんでしょ?

どーせさ。」






『興奮したり、嘲笑ったり忙しい奴だな…

情緒不安定かよ…

先輩たちはお前のそういう性格が嫌いなんじゃねーの?

ってか、赤葦見てるよ。そこで。』





斎藤「…は?」





斎藤は後ろを振り向いたら

ゴミを見るような冷たい目をした赤葦がいた。





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作者名:アルビノ | 作成日時:2018年1月21日 12時

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