大好きな彼らと輝くために･･･ (ページ6)

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阿部亮平side

看護師さんに検査室まで連れていってもらった。

検査痛いのかなぁーいやだなぁこわいなぁなんて呑気にしてたけど、検査技師さんの言葉で現実を突きつけられたように、頭が真っ白になった。

検査技師「阿部さん、今から骨髄検査をします。」

えッ！骨髄検査って痛いやつだよね…やだなぁー…なんて思っていると、

検査技師「では、今から麻酔を背中に打ちますね。」

亮平「はい…お願いします。」

「はい」なんて言ったけど、全然心の準備ができてない…

でも、麻酔はそんなに痛くなかったし、その後もちょっと気持ち悪い感じだなぁくらいで全然痛くなかった。

なんて思ってたけど…、

検査技師「阿部さん、最後に髄液抜きます。痛いと思いますが、3秒間だけ、動かずに我慢してくださいね。」

次の瞬間、激しい痛みが襲ってきた。

亮平「ｲｯﾀｲ……ァァァ……」

検査技師「終わりました。お疲れ様でした。止血をしたいので、もう少しお待ちください。」

亮平「はい。わかりました。ありがとうございました。」

めっちゃ痛かったなぁーなんて思っていると、目から涙がつぎつぎと溢れ出てきた。

軽く診察して、薬をもらってすぐに帰れると思っていたから、……

まさかのことすぎて、頭の中はパニックだし…

これからの事とか不安だし…

…………

「…さん、…べさん、…あべさん」

誰かの声で目が覚めた。あッ、俺、ここで待ってて、色々考えてたら寝ちゃったんだ。

検査技師「阿部さん、止血が終わりましたので、先程の診察室に行ってください。」

亮平「はい。ありがとうございました。失礼しました。」

また、看護師さんに診察室までつれて行ってもらった。