崩れたGENERATIONS【頑張ろうよ】 (ページ25)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:239,174 hit

HelpMe!! #122 ページ25

Aｓｉｄｅ

｢A……A｣

｢んぅー｣

誰かが私を呼ぶ声で起きた。

辺りを見渡すと、龍友君だけ。
ここはGENEの楽屋。

A｢ん？あれ？私EXILEの楽屋に居なかったっけ。｣

龍友｢AATSUSHIさんに抱き締められたまま寝てたらしい｣

A｢えっあっ、ごめんって言っとかないと、｣

龍友｢俺にはなんかない？｣

A｢えっ？｣

龍友｢何か隠してるやろ？｣

龍友くんにそう聞かれて、下を向く。

A｢私のこと嫌いにならない？｣

龍友｢うん。Aに何があっても、嫌いにならない。
もっと好きになる。俺が守ってやるから。｣

A｢私、過去にいじめられてたの。

絶対、誰かが嘘噂を流して、私を悪者扱いして、、、でね、

私、、、お母さんと、お父さん、いないの。

私が小学校1年生の時、入学式の日、
お父さんとお母さんは事故で亡くなったの。

私は、後ろに座ってて、車の前側が、トラックとぶつかって、
お父さんとお母さんは、、、いなくなったの。

でね、その時に、最後の、お父さんとの約束をしたの。

"私だけは、死なない"っていう約束。。。

おばあちゃんになって自然に、死ぬまで生きろって。

龍友くんがいつも私の側に居てくれなかったら、
今頃、私はいない。全部、全部、龍友くんのお陰だよ。

今の私が居れる理由、それは龍友くんが居てくれたからだよ｣

龍友くんにそう伝えた。

そしたら龍友くんまで泣き出すんだもん。

なんで龍友くんが泣くの？泣くのはいつも私じゃん。

｢なんで龍友くんまで泣くのっｸﾞｽﾞｯ｣

龍友｢お前が泣いてると俺も泣きたくなるんだよ、

お前が辛いと俺も辛いんだよ。

一緒に乗り越えようよ｣

それからまた泣いた。

この頃、楽屋の向こう側で、
誰かが盗み聞きしてたなんて知らなかったから