翔ちゃんおやすみしましょ？② (ページ7)

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42.お部屋で s ページ7

部屋の都合上、2つのカードキーがわたされ、いろいろ事情を知っている智くんと幸いにも同じ部屋になった。

・・・というか、智くんがそう仕向けてくれた。

「さてとっ、翔くん体温計持ってきてる？」

「・・・いちおうね」

使わないはずだったコレ。
まさか着いてすぐ使うなんて情けない。

ピピピピ～

「３７．９度だって。智くん。」

「あ～地味に高いね。いつ上がってもおかしくない。」

「そんなー、やめてよ」

「うそうそ、あったかくして、ちょっと寝てていいよ、スケジュールの詳細確認してくるから。」

「ごめんっ、ありがとう」

はぁ……こうやって迷惑かけるから嫌だったんだ。

ベッドにねっころがって、布団かぶっても寒い。もう起きたくないよ。起きたらふらふらしちゃう。寒いってことはまだ上がるんだなぁ。