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41.到着 s ページ6
ポンッ
シートベルト着用合図が鳴り、着陸態勢へと入った。
目が覚めた時の尋常じゃない不快感。それにしても寒い。
すると、智くんがぬくっと起きて、
「翔くん〜〜んは〜、え、翔くんすごい汗だよ」
は？？俺今すっごい寒いよ？
「うそ、寒いんだけど、ここ寒くない？げほげほっ」
「いや、確かに冷房は付いてるけどそこまでじゃ……翔くん、昨日まで熱あったんだよね？」
俺は渋々頷く。
すると彼の手が俺の顔に触れた。
「あー、出ちゃったね、翔くん熱あるよ」
は〜〜？？？またかよ、昨日頑張って下げたのに。
「・・・え。最悪……」
これこそ、「最悪」という言葉がピッタリだった。しかも北海道、夏とはいえ東京より寒いじゃないか。
そして、新千歳空港に着陸した。
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作者名：るりり | 作成日時：2016年7月27日 0時
