翔ちゃんおやすみしましょ？② (ページ11)

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46.おーのさんっ n ページ11

(二宮サイド)

「リーダー！リーダー！！」

「ここに、大野来てませんか？」

と、スタッフのいる部屋へ行ってみても、首を振られるだけ。

相葉氏もMJも手分けして探してるけど……

建物をぐるっと回ったところに、誰かが壁に横たわって座っているのが見える。

気になって近寄ってみた。

え！？大野さんじゃん。

固く閉じられたその目は、全くピクリともしない。おまけに顔は真っ青。唇の色もなくなっている。

「大野さん！！大野さん！！ねぇ起きて！！」

「・・・ん？」

「ん？じゃないよ目開けて！」

ゆっくり目を開けた。

なるほど、この人は貧血で倒れたんだな。

自分だってまだ風邪気味だったのに翔ちゃんの看病して、寝不足で、、、

「・・・しょーちゃん？」

「違う、俺！にのみやかずなり！！」

「・・・あっ・・かずぅ～」

「何してんですかこんなところで！！あなた顔真っ青よ！！」

「・・・目の前がクラクラして・・・そこから知らない・・・ただの貧血だから。大丈夫だよ。」

「ほんとに？大丈夫？信用ないなぁ」

「「ニノ～～！！」」

「あ！あいばさん！じゅんくん！！」

ニノの声が聞こえたから来たよ、という2人に状況を説明した。

そして、大野さんを部屋まで運び、翔ちゃんの隣のベッドで寝かせた。