酒は飲んでも飲まれるな ページ4
ピピピピッピピピピッ
「……んん」
毎朝私を無機質な音で起こしてくれるスマホ
はいはい、起きたよ起きましたようるさいな。
自分でセットしておいて心の中で悪態をつき、アラームを止めようと腕を伸ば……せない。
不思議に思い、目を開くと数cm先にある端正な顔…と服を纏っていない上半身
私をがっちりとホールドしている筋肉質な腕と絡められた脚
「なにごと？！？？！！？！」
勢いよく起き上がるとそれに伴ってズキズキと痛む頭にボスン、とまたベッドに倒れ込むとその衝撃で目覚めたらしい昨夜の彼と目が合う
MG「……おはよう、ヌナ」
私の頬を撫でながらふにゃ、と笑う顔とかすれた声がなんだかすごく色っぽい……じゃなくて。
「…あの、離してもらっていいですか」
痛む頭を抑え絞り出した声もむなしく
MG「つれないな〜〜、昨夜はあんなに俺のこと求めてきたのに」
ニコニコと昨日と同じ笑顔を浮かべるミンギュさん、ああやっぱり顔はものすごくタイプ
「…ってええ？！？！ちょ、今なん
どうやら学習能力が低い私はまたも頭痛にKOされる
MG「大丈夫？水飲む？」
あまりの痛さにゆっくりと頷くことしかできない
ああ、やっちまった…真面目に生きてきたつもりだったのに、お父さんお母さんごめんなさい娘はよく知りもしない男と一夜を共にしました…
懺悔する私にお水と頭痛薬を持ってきてくれたミンギュさん
MG「これ飲んでもうちょっと寝てていいよ」
「ありがとう、ございます…」
続く
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まゆ(プロフ) - 面白かったです。更新楽しみにしてます、頑張ってください。 (2017年2月24日 15時) (
レス) id: 13cb3fd920 (このIDを非表示/違反報告)
moon01261205(プロフ) - すごく面白いです！R要素もいれてもらえればもっと面白いです！（笑） (2017年1月4日 0時) (レス) id: f98d365276 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくさくぱんさー | 作成日時：2017年1月3日 14時
