過去 ページ10
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これは今から数年前、
音楽番組で初一位を獲得し、
世間に��防弾少年団��という名が
着々と知られてきていた頃の話
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マネ「おーい、ちょっとみんな集まってくれ」
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カムバに向け、練習室にこもっていた7人の元へと現れたマネージャーのその一言でゾロゾロと集まってくる7人。
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RM「おはようございます、マネヒョン。何かあったんですか？」
マネ「まあな。…じゃあ、入って来て〜！」
『失礼します』
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全員の視線を浴びた扉を開け入って来たのは
同年代に見えるが大人びた雰囲気の1人の女性。
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マネ「彼女は今日からうちの専属メイクになった、AAさんだ。」
『皆さんがステージに上がる準備のお手伝いをさせて貰うことが出来て嬉しいです。これからよろしくお願いします』
「「「「「「「お願いします！」」」」」」」
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これが彼らの初対面。
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RM「(カッコいい女性だ…きっと歳上なんだろうな)」
JN「(何歳なんだろう、この人)」
YG「(ねむ…)」
HS「(この時期に突然専属メイク…？)」
JM「(うわあ、可愛げなさそうな人…)」
TH「(…何考えてるのか全然わかんない)」
JK「(また女の人か…)」
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心の中は人それぞれだけど、
あまりいい初対面ではなかった彼ら。
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それから数週間程の期間を共に過ごしたものの、
7人と彼女の間には壁が建ち続けていた。
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SJ「Aさん、コンテストで優勝した事がある程の美容業界で凄い人なんだって！ヒョンの知り合いが彼女を絶賛してたよ〜」
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ある日の朝、そんなソクジンの一言に
黙々とユンギのメイクをしている彼女へ
全員の視線が向く。
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JM「…でも、俺は苦手。何考えてるかわかんなくて、ちょっと怖いかも」
TH「全く笑わないもんね〜、常に怒ってるみたい」
SJ「こら、そんなこと言わないの」
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素直な二人の言葉。
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その場にいたメンバー達は彼女とユンギにまで聞こえていないように思っていたが、
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一瞬、ユンギのメイクをする彼女の手が止まる。
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作者名：ぽん酢
| 作成日時：2019年4月3日 17時
